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小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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専門家とは?



久々の3連休ですが、皆さんいかがお過ごしでしたか?
夏に戻ったかのような暑い日が続きましたが、
私はスポーツの秋・食欲の秋を堪能しました。

数日前にも同じようなことを書きましたが、
専門家と一口にいっても色々なタイプがあります。

弁護士・会計士・弁理士やシステムエンジニアのようなその道に精通していて、
「他人の支援」をする人は「スペシャリスト」がいいと思います。
その道については何でもしっていて、その道に基づいて意思決定・行動します。

しかし「その意思決定・行動が正しい結果を招く」とは限りません。
先日はマイクロソフトの例をあげましたが、
世の中の発明はある意味その時点での非常識から始まることもありますし、
(地動説・新大陸発見などはその最たる例です。)
常識どおりにやったからといって「求める結果」になるという保証はないからです。

企業の中にいて「自分たちについて考え・行動する」人たちはスペシャリストではなくて
「プロフェッショナル」という意味での専門家である必要があります。
外部のスペシャリストの意見を聞きながらも自身はどうすれば成功するかに
焦点をあてて、幅広く考え・行動することが求められるからです。

もちろん法律的・会計的な制約事項や道理は抑えないといけないことは
言うまでもないですが、(ここを時々間違えて違法すれすれ・道徳に反する行動を起こす人もいますが)
その範囲内ではプライオリティ付けをきちんと行い、捨てるところは捨ててでも判断する必要があります。

例えば
・自分たちに厳しい契約書であっても、その契約書の締結が明るい展望につながり信頼関係がある場合は
 弁護士の意見を無視して結ぶこともある。
・事業売却が利にかなっていない価格であったとしても、
 そこで得られる資金が次の事業に必要な場合は妥協することもある。
・野球でも同点で打者がバントの名手であっても、必ずしも送りバントとは限らない。
 相手の守備次第ではバスターをすることもある。
などなどが例として挙げられます。

オールアバウトプロファイルは専門家集団となっていますが、
スペシャリティーを持ちながらもプロフェッショナルである必要があると思います。
・知識は豊富だが実現できない人
よりは
・知識は劣るが低いレベルでも実現できる人
が本当のプロフェッショナルであり、専門家であると思います。
そのためには変なプライドを持たず、常に自分(達)の知識や実績を疑いながら、
精進することも重要ではないかと思っています。
(これはウェブサイトにもいえます。
 時々自信過剰なお客さんがいますが、そういう場合はどんなにがんばっても失敗します。
 得意分野・苦手分野の「願望」と「実際」を混同してはいけません。
 もちろん「目指す」ことは重要です。)

ふと「専門家とは」と考えていて思ったことでした。