- 井上 みやび子
- すぐ使える株式会社 代表取締役
- 東京都
- Webエンジニア
対象:ITコンサルティング
「マンガでわかるWeb著作権」
まだ連載が始まったばかりですが、日常的によくあるシーンを漫画で取り上げ、その法律的な問題を解説していて、分かりやすいです。
ただ、多分に教科書的、という印象はあります。
1回目の記事テーマは、「趣味のコピーバンドが、自分たちのヘタクソな演奏をその曲の著作権者の許可なくネットに公開したら、違法」。
楽曲などの従来ある著作物については、違法である事は法的には決着が付いている(専門家の中では、論争が収まっている)とは思うものの、では毎回「これ、公開していいですか?」と著作権者への問い合わせをするというのは、する側としても受ける側としても実際上は難しい。
ネットでの「多分に私的な」公衆送信をどう捉えるかというのは今後考えていかなくてはならない課題なのかなと思います。
Webサイトの著作権
そして、Webサイト制作上の著作権はもっと複雑。とても判断に苦しむことが多いです。
発注者(サイトオーナー)が出した原稿を、Web制作者がWebサイト用にリライトしたら、そのテキストの「著作権」は誰にある?
デザイン(ブラウザ上の見た目)はほぼそのままで、HTMLコーディングのみ変えるのは著作権侵害?など。
「著作物」かどうかの判断も微妙な部分がありますので、契約時に具体例を挙げて権利(できること・できないこと)を確認する必要があります。