- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
おとり的なページ
こんにちは。環の小坂です。
先日(7月20日)東京・味の素スタジアムにサッカー観戦に行ってきました。
東京Vと柏の試合で、微妙な判定もありながら東京Vが2−1で勝った試合です。
柏はエース・フランサが前半で退いたり、DFの要・古賀が退場したりと
不運もありましたが、ポポの低いCK連発で得点パターンも作っています。
注目していたのは柏のフランサもだったのですが、東京Vの大黒。
大黒と平本の2トップは非常によく動き回り、決定力の無さは目立ちましたが、
結果的に福西・ディエゴの得点もこの2トップの動きから生まれたものです。
さて、なぜサッカーの話から始まったかというと、この日の大黒の
動きは悪く言えば点を取れなかったのですが、よい点として
相手のDFをかく乱したりひきつけたりして、他の選手にスペースを与えたり、
フリーにしたりという間接的な貢献が非常に目立ちました。
この「おとり」の動きやチャンスを作る動きはウェブサイトの運営においても必要です。
トップページなどランディングページに来たユーザは複数の遷移を経て、
決定的なページ(問い合わせの手前)を経て、ゴール(問い合わせ・注文)へとつながる
わけですが、その過程に「成功パターン」となる導線が必要です。
例えば、とあるサイトでは実体験をつづったページを通過したユーザの問い合わせ率が
高かったのですが、それはそのページを経た後に「決定力のあるコンテンツ」を見て
問い合わせになっています。
通販サイトでも実際の商品ページにから注文にいたるまでに(もしくは商品ページの前に)
通っている共通のページがあったりします。
アクセス解析を使うと、この「おとり的なページ」がよくわかります。
記録だけ見ると貢献度がわからないけど、試合を見ていると貢献がわかる選手がいるように、
ウェブサイトにも入口でもなく直前ページではないけれども、
コンバージョンにつながった経路に頻繁に登場するページがあります。
そういうページを作ること発見することが重要です。