- 下枝 三知与
- NPO法人健康福祉実践協会(理事)CST コミュニケーションサポートチーム(代表)
- ビジネススキル講師/カウンセラー
対象:ビジネススキル研修
患者の9割がリピーターになる!
共感問診力アップメディカルコーチの下枝三知与です。
私事ですが、次兄が亡くなって3年が過ぎました。
兄は末期がんの宣告を受けてホスピスに入ることを決心し、そこで3ケ月をすごし逝きました。
ご存知の通りホスピスは心安らかに逝くための施設で積極的な治療はしない病院です。
キリスト教系のホスピスでしたので、先生はじめ看護師さんも優しく患者の心に寄り添ってくれる方々でした。
私もできるだけ顔を見せたいと毎月仕事の合間に福岡まで行っていましたが、ある時兄が私に告げた言葉で、ハッとさせられたことがあります。
「ここは治療をあきらめた人がいる場所だな・・・」
そうです。兄自身の本音はホスピスに来てもなお、いまだに「生への執着」が残っていたのです。
心安らかに過ごせる心境ではなく、まだまだ死ねない!俺はまだ生きたい!そういう心の叫びだったのです。
兄はずいぶん前から聴覚を失っていて、家族はもちろん先生や看護師さんたちとも筆談でしたが、それがガンの嫌味や苦しみよりも、兄にとっては一番つらいことだと私に言ったことがあります。
聞こえないことがわかっていても、つい書くことを忘れてしまう・・・
聞こえない自分の目の前で家族が看護師と話している場面ではイラついてしまう・・・
そういう自分が不甲斐ないという思いで闘病生活を過ごしていたのでしょう。
「そんなこと思う必要はない」「病気だから仕方ないじゃないか」ということは簡単ですが、兄はそういう慰めの言葉より、その思いを受け止めてほしかっただけなのです。
医療現場では多くの患者の治療やケアで時間がないことは確かです。
すべての患者の心に寄り添うことは不可能かもしれません。
しかし「患者の心の中にある本当の思い」を言葉の端々や表情や身振りから「受け止めよう」という意識をどこかに持っていてほしい。
それが患者や家族の切なる希望ではないでしょうか。
最後になりましたが、福岡のホスピスの皆さんには本当にお世話になったことを心から感謝しています。
このような経験から、私が現在病院やドクター・看護師・受付職員に向けて行っている活動が「患者の9割がリピーターになる!共感問診力アップメディカルコーチ」です。
・問診力に特化していること
・課題点解決方法を「コーチング+コンサルティング+実習」で確実に身につけてもらえる
・コーチ、カウンセラー、研修講師の実績と経験を持つ私である
以上の3つの特長を生かしたこのプログラムを、是非お試しください。
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