市川海老蔵さんの性格タイプは
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今朝は、歌舞伎役者の市川海老蔵さんです。
奥様は元アナウンサーの小林麻央さん。二児の父親です。
さいきんの活躍では、映画『利休にたずねよ』に主演し、話題をさらいました。
過去に三船敏郎、三國連太郎ら名優が演じた難役です。
「なぜ、若い自分に?」とオファーを受けても半信半疑に。
そのうち暴行事件を引き起こしてしまい、「平成の狼藉者」とマスコミから叩かれました。
が、熱心なオファーはつづきます。
制作サイドの考えを問いただし、ようやく納得したといいます。
海老蔵さんの性格タイプを知るヒントがありそうです。
後世から「茶聖」と謳われる千利休があるのは、若き日の利休、既成の生き方や、世の中が求める箱に収まり切れない、どうしようもない衝動を抱えた利休の存在あってのこと。
海老蔵さんがパッションのある役者だと、見込んでのオファーでした。
型破りでパワフルな利休像なら、若い自分にも演じられるかもしれない、と応諾します。
もう1つ。
歌舞伎の名跡を継ぎ、一生を捧げる決意がなかなか付かなかった若い頃のこと。
「できるならやりたくない」「やらない権利はある」
親に反発し、反抗した日もあって当たり前です。
ある日、祖父の十一代市川団十郎のビデオを視て、考えが変わったといいます。
「とてもかっこ良くて、あんな役者になら自分もなってみたい。」
市川海老蔵さんは、タイプ3の「達成する人」だと想定できます。
タイプ3は、
「大勢の人たちから認められ、肯定され、自分と他者を区別したい」動機に突き動かされた人たちです。
大勢の、それもできるだけ大勢の人たちから「すごい」と称賛されたく、同時に失敗への恐れから、プレッシャーも並大抵ではありません。
タイプ3は、フィーリングセンター(ハートセンター。タイプ2、3、4)に属し、人から誉められる肯定的な自己イメージに同一化しているので自信家です。
肯定的な自己イメージが自分の内面と、他者と、両方にはっきり呈示されて、はじめて目標に向かって動きだします。
並外れた競争心と、努力が特徴です。
プラグマティストで、実証と実用を重んじ、他人への警戒心も強い人たちです。
海老蔵さんが語るエピソードから、決断と成功するための2つの教訓が学べます。
1つは、
市川団十郎をモデリングしたこと。
2つ目は、
「パッションのある役者」だと自己承認できたことと、
「パワフルで破天荒な利休を演じたい」とイメージがはっきり描けたことです。
才気煥発で能弁、人好きがします。
機知に富み、成功と富と名声を追い求める、何事も動機がはっきりしている人たちです。
多くは、性的魅力が磨かれたイメージの洗練さと、見た目にこだわる傾向が見えます。