福山雅治さんの性格タイプは？

今日のその人の性格像に迫る旅は、シンガーソングライター、俳優、写真家と
多彩な顔をもつ、福山雅治さん。
クロッキーくらいは描けるとよいのですが。

わたしは、性格タイプの勉強も兼ねて、NHK大河ドラマは欠かさず視るほうなのですが、
『龍馬伝』での演技、いまも印象に残っています。

どちらかと言うと、自然体で挑み、結果として個性的な龍馬像だった気がします。
やんちゃなところと、一本気で真面目なところ、ナイーブな男の弱さもしっかり見せてました。

前から、福山雅治さんは、根はとても女性的なハートの持ち主では？と感じています。
男のエネルギッシュさや、パワフルさを前面に押し出すタイプじゃないですよね。
歌もどこか女性っぽく、女性の気持ちに寄り添った歌詞が多い。

そこが爽やかさと、知性的な魅力（母性をくすぐる？）をかもし出す源かも。
一方で、ダウンタウンやタモリさんと絡んだ番組で、下ネタを連発したり、過去の危ない話題を平気で喋ったり、そのギャップがまた、親しみやすく、男性ファンの支持も高そう。

結構、苦労人なんですよね。
シンガーソングライター目ざして長崎から上京して、いきなりスターになれたわけじゃない。
19歳での初ライブは、観客ゼロだったといいます。
遡ること五、六年前に、同じく新宿のライブハウスを、いきなり満員にして、衝撃的なデビュー（少なくても関係者の目にとまった）を飾った、尾崎豊のインパクトと比べたら、地味な印象です（年齢は福山が四つ下）。

下積み時代のコンプレックスがずっと後を引いているのでは？と勝手に想像してしまいますが、成功してからも、なんだか影のある寂しさと、一見、自信の無さそうな雰囲気が、その甘いルックスから感じられて、とても気になっていました。

あるいは突出した個性に欠けることが悩みだったのかも?!と。
もし、そうだとしたらプロのアーティストとしては、致命的ですよね。

それが一転して、フジTVのドラマ『ひとつ屋根の下』出演後の大ブレークは、ご存知のとおり。（共演があののりピーです。リアルタイムで視てました）
福山雅治、24歳。
その後の、歌手としても、ミリオンセラーを連発してゆく快進撃。
紅白にも出場し、一流ミュージシャンの仲間入りを果たします。

さて、性格タイプとの関連で、わたしが興味があるのは、売れるまでのこの5年間のブランク。
一体なにがあったのか？
並の人は、大抵の人はここで潰れていきます。

実は、その辺のことを本人が語っているVがあって、周囲の期待に応えられていない自分、歌いたい歌と、時代が求めている歌とのギャップに悩み、しかも福山雅治の偉いところは、決してあきらめなかったこと。

自分を影で支えてくれているスタッフや、クルーの姿から、商品である「福山雅治」の、その責任の重さに身が震えたといいます。
この辺は、とても尊敬するところです。
それまでのフレームを外し、どうやったら、売れる歌手になれるか、なにを歌ったら人気が出るか、徹底的にリサーチしたのでは？　と想像します。
その「強烈な個性」の無さ、無色透明感を、逆手に取って。
そしてあの女性的なハートを活かした歌です。

一躍フィーバーしたあと、人気のピーク時で、突然、活動休止してしまいます。
（この辺は尾崎豊とも似ています）
福山は、自分探しの旅に出るんですよね。
趣味のカメラを片手に、諸外国を放浪したといいます。

自分を見失わなかったのが凄いですよね。
アートに目覚めたのが、救いだったし、自分が自分であることのアイデンティティを確立し、その後の生き方を決めたのでは？
鳥取在住の高名な写真家、植田正治に師事し、活躍の場を広げていきます。

2000年のシングル「桜坂」の大ヒット、2007年の「ガリレオ」主演、
2010年の「龍馬伝」での活躍へとつながってゆきます。

上京の折り、ビッグなミュージシャンになる本当の目標（まあ、「成り上がり」ですよね）を、
「周囲に漏らすのが恥ずかしくて」隠して、嘘を言って上京したエピソードの持ち主です。
夢は３つ、「笑っていいとも！」、「オールナイトニッポン」パーソナリティ、
「徹子の部屋」への出演だったそうで、すべて叶えています。

福山雅治さんの性格タイプは、
ハートセンター（フィーリングセンター）の真ん中、タイプ3でしょうね。
4寄りの3だと思われます。
人の期待に応える適応力に優れ、「大勢の人たちから認められ、肯定され、自分と他者を区別したい」動機に衝き動かされています。
ハートセンターの真ん中なのですが、自分の感情とつながるのが苦手だと言われています。

成功を求めて目一杯努力しながら、同時に失敗への恐れにおののく一面も。
自己愛が強く、やや自己中な側面もあります。
並外れた競争心が特徴です。
自己主張型（他者に対抗する）で、合理型の人（合理的解決を求める）です。
自分の中の（人から誉められる）「肯定的な自己イメージ」との同一化に長けた人たちなので、
自信家です。

このタイプの男性有名人では、市川海老蔵、中村獅童、つんくさんなどがいます。
同じ梨園では、たぶん片岡愛之助さんも?!（2説もあり）
上記の理由から、わたしは、
福山雅治さん　タイプ3の4説なのですが、
阿部寛さんがまったく同じタイプでは？と推測しています。



【このブログの意図】

・持って生まれた性格は変えられないが、改善はできる。
・感冒の予防と同じように、性格のちがいに由るミスコミュニケーション、ディスコミュニケーションは防げる。
・自分と相手の性格の特徴を知ることで、今よりもっと自分を受けいれ、相手が好きになり、関係が良くなる。
・上記を意図し、「性格のちがい」という、誰もが強く自覚している常識に、新しい角度から光を当てます。タレントや有名人をモデリングすることで、自分と他者の性格に興味をもってもらえたら嬉しいです。
・自分の性格タイプは、一人で本を読んでもわかりません。ワークショップでご一緒しませんか？