【電通の日本の広告費】運用型広告が大きな伸び - Web広告・プロモーション - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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【電通の日本の広告費】運用型広告が大きな伸び

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ソチの場所は知っていますが、一試合もまだ見ていません。

雪にはぶつかりましたが、雪で遊んだ週末はありません。

世間ずれしている、株式会社環の小坂です。

 

毎度の発表がありましたね。

電通の「日本の広告費」がネットで出ました。

もう少しすると紙版で詳しい情報が出ると思います。

 

http://www.dentsu.co.jp/news/release/2014/pdf/2014014-0220.pdf

 

まとめる(+私の意見を付加)と下記のようになっています。

・広告の総額は6兆円弱で微増。

・アベノミクスや消費税前の駆け込み需要の影響となっています。

 (ただ、それで1%のみというのは、本当かな?という気はします。

  どちらもあまり実感がないです。)

・テレビ・新聞・ラジオ・雑誌のいわゆる「四媒体」の広告費合計はほぼ横ばい。

 新聞が約6千億、ラジオが約1200億、テレビが約1兆8千億、雑誌が約2500億で、合計は約2兆8千億円。

 うち制作費用は3千億円。媒体日が9割近く占めるということですね。

・金融系や外食が好調。

・インターネット広告は約9400億円。

 媒体費は約7200億円、製作費が約2200億円。

 ということは製作費に関しては四媒体とネットではそれほど差がないということと、

 媒体の価値と、制作・運用の価値の差が違うということにもなります。

・ネット広告のうち運用型広告は約4000億円。

 作って終わり(広告の配信開始がゴール)の広告ではなく、

 広告配信がスタートということですね。

 ここも媒体の価値に対して制作の価値が昔からの広告に比べて高い理由にもなります。

・そして、運用型広告の伸びは2割以上。ネット広告全体は8%ですから、これからは運用型広告の時代です。

 ウェブ解析が重要になってきている理由もここにあります。

・ただ、製作費の単価は下落し、「工数で課金」ではなく「パフォーマンス(成果)で課金」という形になってきているようです。

 実力が売り上げや給料に影響を与える時代と言えますね。

 中小にもチャンスがあるのも同じ理由だと思います。

 誰もがチャンスをつかめる機会がある素晴らしい広告と言えますね。

 運用型広告は。

・プロモーションメディアは約2兆1千億円でほぼ横ばい。

・2013年の広告費はピーク(2007年)の約84%。

 同じような水準だった年は、91年、97年、05年、09年です。

 つまり広告費は浮き沈みはありながらも、ここ20年は変化がないということですね。

 ただ、媒体費が高い時期がありましたから、広告のニーズが減っているというわけではないと思います。

・GDPもこの20年は約500兆円で推移しています。

 

という感じです。

運用型の広告が伸びるというのは、広告主にとっては非常に素晴らしいです。

今までは配信して効果が思ったほどでないと、追加で広告枠を買うしかなかったのが、

運用でカバーできるようになるということですし、

そこでのノウハウが次回以降使えるということにもなります。

 

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