アリとキリギリスを「恕」の精神で科学的に紐解く - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年05月01日更新

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アリとキリギリスを「恕」の精神で科学的に紐解く

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「TOCfE」と「恕」で
アリとキリギリスの行動を紐解いてみる


知り合いT氏のご投稿を読んで

究極のアリとキリギリスのクラウド

(対立しているかのように見える問題も実は解決できる
相手の身になって考えることモヤモヤを解消する方法)

を思いつきました



私たちは目に見える事象だけで判断してしまうことはないでしょうか

相手の身になったつもりになって考えているでしょうか

「相手の身になって考える」

出来てますか?

「相手の身になって考えているつもり」

ではないでしょうか・・・・

本当に相手の身になるとは

どういうことでしょうか・・・


アリとキリギリスの話はこうです

(イソップ寓話より)

アリは夏の熱い間も えさ集めにせっせせっせと働いています

キリギリスは えさ集めをせず 昼の暑いときは昼寝をして

夜は音楽ばかり奏でています



一見 正反対のように見えるこの行動

私どもはこの話を良く道徳のテーマにしてきたと思います



キリギリスは怠けて昼寝をして過ごしたのでしょうか・・・・

本当でしょうか

もしかしたら夜中に皆さんが 寝静まったころに

一生懸命 血の滲むような練習をしていたのかもしれません



一般的にはこの物語の結末には2つのバージョンが存在するようです


1つ目の結末・・・
「夏の間ずっと歌っていたのだから、冬は踊ったらどう?」
 と冷たくあしらわれ 食べ物をもらえず餓死してしまう

2つ目の結末・・・
「私は夏の間せっせと働いてあなたに笑われたアリです
 冬の備えもしないまま遊び呆けていたから自業自得でしょ」と
 しかしアリはそう言いつつもキリギリスのことを哀れんで食べ物を分けてやる

☆ディズニーは

ウォルト・ディズニー制作の短編アニメ映画の結末・・・
 アリがキリギリスを助けるだけでなく
 助けられたキリギリスがそのお礼にヴァイオリンを弾く

☆TOCの子どもたちは

TOCfEで考えたこどもたち
「ありさんとキリギリスさんが結婚しました」めでたしめでたし

☆そして新たな考えでは

T氏のストーリー
「アリさんは夏にたくさん働いてキリギリスさんのコンサートのチケットを買う」
「キリギリスさんはアーティストとしての腕を磨きコンサートに挑む」





イソップの話はアイソーポスが創り語った寓話といわれています

彼は奴隷の身でさらには容姿が非常に醜くかったそうです

そんな彼が残した言葉があります


「自らを楽しむことのできない人々は
しばしば他人を恨む」


この言葉から紐解いてみたいと思います


アリさんも キリギリスさんも これを人生の目標にしたら・・・

「自らを楽しむ人生をおくる」


そしてこれを「恕」を取り入れて実践できたら

相手の「自分を楽しむ人生」も認められる


お互いに想いを馳せ合い 受け入れ合う

そんなことが出来るのではないでしょうか


夏にせっせと食料を蓄えたアリさんは

その食料で入場料を払い

キリギリスさんの演奏を聞きに行く

夜中に血のにじむような練習を重ねたキリギリスさんは

素晴らしい演奏をアリさんたちに披露することが出来る

こうして アーティストは育ち

アリさんたちはまた演奏会に聞きに行きたくて

頑張って働く楽しみを得られる


お互いにいい関係が保たれ

平和な森の生活を送ることが出来る


作法にのっとって読んでみます

自らを楽しむ人生を送るためには キリギリスは
才能に磨きをかけ せっせと練習に励む必要がある

才能に磨きをかけ せっせと練習に励むためには
暑い昼間は昼寝をして夜中にたくさん練習をする必要がある

表向きの行動は
「昼寝ばかりして怠けている」

自らを楽しむ人生を送るためには アリは
平凡であることを嘆かず せっせと食料集めに励む必要がある

平凡であることを嘆かず せっせと食料集めに励む必要があるならば
暗くならない昼間のうちに食料を集める必要がある

表向きの行動は 
「暑い中も一生懸命食料を集めている」

自分を認めることは相手も認めること

相手を尊重するためには

まず自分の尊重できなくてはならないのですね

自分を認め 相手を認め

お互いに受け入れあい 

お互いに想いを馳せ合えば

良い関係が築かれます

キリギリスはアーティストとしての磨きに専念し

アリは芸術を楽しむ

お互いにお互いを励まし合い切磋琢磨して人生を楽しむ


こんなふうに生きられたら


T様 すてきな気づきを頂きました

ありがとうございます




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