熊野の龍神村が・・・・

龍神村がなぜか・・・


２００３年　「平家物語」の舞台をしていたとき

真言宗のお寺のご住職様から３万円を頂きました

「演劇人は大変でしょう　役に立てて下さい」

どうしたら　このお金の恩に報えるか

感謝を込めて使わせて頂けるか考えました

「そうだ高野山に行こう！」

ふと思いつきました

真言宗の総本山が高野山です

「父を連れて行こう！」


こうして高野山行きが決まりました

奈良から入るつもりが　父の

「那智の滝をもう一度見たい！」の言葉で

結果的に　熊野を抜けての高野山入りとなりました

熊野・・・・　話には聞いていたものの

実際のこの地は　言葉にできないものを感じました

運転中　ひと言も言葉を発することの出来ない

なにか不思議なものを感じていました

ほんとうに　ひと言も話さなかったのです

もわもわと水蒸気が谷から絶えることなくわき上がり

犯してはならないというような「聖なるもの」を感じました

「この道をどうぞ通らせてください」

そんな気持ちでした

長い道のりを走りました

「龍神村」に遭遇しました

舞台「平家物語」の維盛さんが最後の最後に逃げ延びた地でありました


なんとも思いがけないことに「龍神村」にであってしまった・・・

そもそも　平維盛さんを扱った物語はめずらしいのです



父が「那智の滝を見たい」と言わなければ出逢うことはなかった「龍神村」

もしあらかじめ地理がわかっていたら・・・・

遠回りでも奈良に戻る道を選択したであろう高野山への道

途中　がけ崩れで那智の滝まで行っていたら・・・・

真っ暗になり　やはり選ばなかった熊野路　

龍神村・・・・



高野山についたのはすっかり夜の帷のおりた頃でした


翌朝　宿坊で朝のお祈りを捧げ散歩に出ると

なんと　その日は弘法大師様のお誕生日だったのです


なんとも不思議な旅でした


そしてこの夏・・・・

不思議と龍神村とつながります

７月にカンナリレーで訪ねた滋賀県のカンナ応援者Tさん

琵琶湖の周りを車で走るなか

お父上様のお墓が高野山にあること

お母上様のご実家が龍神村だと言うことをお話しされました

そのお父上様が２度目の滋賀入りの前日にご逝去・・・・

その２度目の滋賀入りの見送りにきて下さった広島のRさん

Rさんも最近　龍神村にご縁ができ　滋賀にもご縁があるとのこと


そして　

２０２０年東京オリンピックに決まったあの日

「世界に繋いだ『里帰りカンナ』を開会式の会場に咲かせたい！」

私のこのFB投稿に

「咲かせましょう！僕のマジックで！」と

すぐにコメント下さったマジシャンさん

ほんとうにうれしかった


その２週間後　ご両親様が

国立でイベントをされるとのお誘いをいただく

なんと　龍神村にお住まいとある

昨夜　出かけてお会いした

素敵なお話と歌を聴かせて頂きました

ほんとうに素敵なイベントでした　

心の　魂の感じられるイベントでした




帰宅してFBを開けると

滋賀のTさんからメッセージがきている

「今日　龍神村からお客様がありました」と・・・


龍神村・・・行く事になりそうです・・・・・

後ろの作品はお父上様の作品です
すてきに不思議な方です
龍神村のお守りを連れて帰りました
龍神村のご縁での繋がりです