- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
教室には、あまり言葉をペタペタ貼らないようにしています。
これも私なりの「こだわり」で、
もちろん所狭しと貼っている教室もたくさんあります。
それはそれで「こだわり」があると思うので、
それを否定しているわけではありません。
その数少ない「ことば」のなかで
成長は「気にする」ことから始まる
という言葉を大きく書いています。
固い言葉で言えば「覚悟」「自覚」だと思いますが、小中高校生に伝えるとなると「気にする」という言葉が一番合うと思っています。
生徒が「気にするようになった」かどうかは、
普段の勉強を見ていればハッキリとわかるものです。
「あ、ここを気にするようになったか」
「へぇー、これを気にして今やっているんだ」
と私は思いながら見ています。
気にしていれば、必ず勉強の様子に反映されます。
それを私は見逃しません。
「あ、この子は気にしだしたから次の段階に指導をもっていこう」
「お、この子はここも気にするようになったか」
これを指導を変えていくシグナルにしているのです。
例えば、
塾屋では「独学レベル」を全生徒に「柔道の帯」のように色分けしてあります。
白・・・独学初心者(または入塾初期)
赤・・・独学できない人
黄・・・日頃の勉強は独学できる人
銅・・・テスト対策を独学できる人
銀・・・受験勉強を独学できる人
というように。
そこの「赤」にいる生徒の多くは
「自分が赤であること」を受け入れて、そこに慣れてしまいます。
それが、
塾で独学を学び、一人で勉強ができてくると
「これ、そろそろ黄色になれるのではないか」
「黄色になりたい」
と思えてくるようになります。
つまり「気にする」ようになります。
そうなると
「どうしたら黄色になれるのか」
「今の自分のどこを良くしたらいいのか」
が気になってきます。
そして、私に
「あと、どうなったら黄色になれますか?」と聞いて来たり
「こういうところを直さないとダメだろう」と自分なりに意識をするようになります。
勉強も仕事も家事も「気にするかどうか」の差です。
それは、まさに、「価値観」でもあり
その人の「人となり」ともいえます。
だから私は「まずは、気にしなさい」と指導しています。
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