- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
2012年度になって、大きく変わったのが
中学生、高校生の学習内容が増えたこと
そして、それに伴って
ペースが早いこと
さらには
宿題が多い(練習問題が多い)こと
に多くの学生が苦労しています。
・・・といっても、本当に苦労しているのは
「成績上位の人?・・・・・違います」
「成績下位の人?・・・・・違います」
答えは
「成績中位~少し上の人たち」です。
理由は明確です。
成績上位の人は、学校の授業と宿題で内容を理解し暗記しながらテスト前をむかえます。
内容が多かろうと、難しくなろうと「今まで習ったところの復習」を確認していけば済むからです。
成績下位の人は、学校の内容が増えようが、仮に簡単になろうが影響がありません。
では、成績が平均点前後~平均を少し超えるくらいの人がなぜ一番苦労するのか・・・
彼らは、日ごろの学校の授業、学校の宿題だけでは十分に理解、暗記ができません(しないとも言える)
そうなると、テスト週間になって、長時間かけて反復練習、授業を受ける、問題を解くことをします。
さらには「テストに出る予想問題」を与えられて、そこだけを丸暗記してテストに臨みます。
それでどうにかこうにか平均点あたりを取っているのです。
そんな彼らが、テスト週間で「その場しのぎ」する内容が多くなり、難しくなると、それに比例して苦労が増えますよね。
私は、その場しのぎの勉強も、その場しのぎの勉強生活も反対です。
だから、テスト前に予想問題を作る気もありません。つくらなくても成績は上がります。
それは、【学校】への意識と、日ごろからの理解、復習をしっかりしているからです。
だから、テスト前になって「ここがわからない」「ここをもう1回教えてくれ」ということは起きません。
その状態からテスト勉強を始めれば、それぞれが取りたい成績まで固めることができます。
1位を取りたい人、30位を取りたい人、平均点を取りたい人
自分次第でどうにでもできてしまいます。
だから、私は学校の先生、受験問題を作る先生方に言いたい。
もっともっと「その場しのぎでは通用しない」テストにしてください。
「そんなことしたら、平均点がえらいことになる」
「難しすぎると、全体の学習意欲が低下する」
と危惧するかもしれませんが、
そうならないために、学校でも、それをサポートする塾や家庭教師でも取り組んでいけばいいです。
テストが「その場しのぎで通用する」テストのままだと、
生徒の中には
「テスト前だけ頑張ればいい」と勘違いしてしまいます。それで通用してしまうので。
すでに、塾屋では各自が勉強してきた内容を
「講師と1対1で」「本質を突いた」確認テストを行います。
業者のテストやプリントに頼らずに、講師自身が選んで出題し、ときには自作で考えます。
だから、その場しのぎの勉強をこれまでしてきた生徒は最初は全く正解できません。
それが通用しないと自覚させることから塾で行っています。
それをぜひ学校でもしてもらいたいです。
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