噛み犬かもしれません

たった生後2か月で「噛み犬」だなんて呼び方、ワンちゃんが可哀想ですよ。

近所の方の犬が「噛むことなんてない」とおっしゃったとしても、そのワンちゃんだって2カ月の頃には程度の差こそあれ、同じような遊び方をしていたはずです。
そもそも2カ月の子犬の遊びと言えば、噛んだり噛まれたりの繰り返し。
遊び相手が人間でも、同じように遊ぼうとするのが普通です。
そして、遊びの中で噛む力の加減というものを学んでいくものなんです。

今、ヨーキーちゃんに必要な学習は「人を噛む時は加減する」こと、「噛んでいいもの良くないものを知る」こと、そして「体を触られることに慣れる」ことだと思います。

小さなお子様の触り方はワンちゃんにとって脅威と感じられることが多々あります。
噛みつき方がエスカレートしているのは、そういった原因もあるかもしれません。
急に触ったり、つかんだりせず、ヨーキーちゃんが喜んで近づいてきてくれるよう、ご褒美を駆使しながら「子供の手=おいしい存在」というくらい、喜ばしいものに変えてあげるトレーニングが必要だと思います。

強い性格の子は叱った結果逆に攻撃的になってしまうケースが多いです。
今の時期の学習はとても大切ですので、ご自身で取り組んでもうまくいかない場合は、一度プロに直接指導してもらうとよいかもしれません。

ペットショップから来た子犬に多いのですが、
早い次期に親兄弟から離されてしまい、噛み方の加減をする
学習ができなかったケースがあります。

ヨーキーちゃんも、おそらくそうだと思われます。

そうなると、人間が教えてあげなくてはなりません。
強く噛んだら、「痛い!」と言って、遊びを中断し、
おもちゃなどを噛ませるようにしてください。

このとき、おもちゃに興味を持ってくれない場合には、
おもちゃの動きが面白くないのです。
ですので、うんと面白く動かしてあげてください。

撫でようとすると噛んでくることも、手を出すと噛んでくることも
子犬にとっては自然なことです。
遊びたいのです。

ヨーキーちゃんは、全然特別悪い子ではありませんし、今この時期の
しつけはとても大切です。
ぜひ、プロのアドバイスを受けてみてください。

目から鱗、きっと良い子にしてあげられるはずです!