対象:インテリアコーディネート
かきさん
照明学会認定「照明士」
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照明のプロ「照明士」です。
通常のイメージですとテーブル上にペンダントライトを高さを調節して
テーブルがほぼカバーできる高さまで下げます。
リビング全体の照明としては配線ダクトにスポットを取り付けるだけでは
全体が明るくなるイメージはありません。
スポット照明は指向性のある器具ですので部分的に明るくしたい場所を照
らすような目的に使います。たとえば壁に掛けた絵画や置物を照らすなど。
全体を優しく明るくするとなるとおっしゃる通り間接照明が有効です。
間接照明は白い天井面や壁面に照明をあてて反射光を利用することで優しく
明るい感じを演出できます。
光量の件ですが現在ですとLED照明から選ぶこととなります。
全光束(ルーメン:lm)で表示されています。目安としては今までの白熱電球
の40Wくらいが480lm程度、直管蛍光管(白色)の20Wタイプが1000lm程度
直管40Wタイプで2000lm程度というところです。
生活空間では掃除をする時などは、白色でなるべく明るくして掃除をすると
はかどります。逆にゆったりと音楽を聴く、映画鑑賞をする時などは電球色
でやや明るさを落とした方がリラックスできます。
生活空間では調色と調光のできる器具が便利なことが判ります。
これを実現している器具は実は住宅用シーリング器具がほとんどです。
ダウンライトなどで光源を増やして全体照明を考えることもできますが
その場合は電球色か白色に固定されますし調光対応のLED電球と調光
スイッチを組み合わせることになります。
実はだいぶ以前に自宅用に照明設計した時はダウンライトの数を増やし
2台づつ取付けて片側に電球色、片側に白色のランプを装着して調光スイッチ
をそれぞれに付けることで光色の切り替えと調光を実現し、さあ掃除だ!
という時には全点灯する。などと使い分けていました。
本当に自由な照明空間を作るとなると照明器具代と工事費用が高額になり
ますので、現実的には調色・調光のできる安価な住宅用シーリングが一番
安価で快適な生活空間照明になるのかもしれません。
(現在のポイント:-pt)
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