対象:マナー
松岡 利恵子
研修講師
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先方の受け取りやすさを思いやる渡し方を
スノー2250さん、こんにちは。
小物の扱い方に品格が表れますので、マナー面からももちろんですが女性としても大切にしたいところですね。
スノー2250さんのおっしゃるとおり、物の受け渡しは手から手へ、両手で扱うことが基本です。
そしてペンを受け取った先方の方が持ち替えずに、すぐに書ける状態でお渡しになる気遣いが大切ですね。
基本のペンのお渡しの仕方は
1.ペン先を出すなどすぐに書けるように準備します。
2.ペン先で先方や周りに汚れがつかないように、ペンの先端を軽く包み込むように利き手で握り、ペンの持ち手を先方に向けます。
この時に利き手の反対側の手はペンに添えるのではなく、利き手の下に添えるようにすると先方が受け取りやすくなります。
3.ペンは真っ直ぐではなく、先方が書く姿勢で受け取りやすいように斜めに傾けます。
右利きの方であれば右に傾け(渡す側からすると左に傾けます)、左利きの方であれば左に傾けてお渡しします。
日本では一般的に右利きの方が多いため右に傾けてお渡しすると良いでしょう。
このようにペンの向きは横ではなく縦となります。ペン立てに立てかけている状態と同じです。
そして先方に持ち手の部分を真っ直ぐに差し出すのではなく、先方から見るとペンの斜めの状態を横から見ているイメージになります。
基本は両手でお渡しするものですが、手にした書類などの置き場所がなく、片手しか使うことのできないシチュエーションもあります。
その際には「片手で失礼いたします」と一声添えると先方への気遣いを示すことができます。
スムーズにお渡しすることが、先方の受け取りやすさや書きやすさにつながります。
日ごろから実践すると自然に身に付き美しい所作になりますので、日常に取り入れてみてください。
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