合板を張る軸組み工法では内部結露しやすいですか?
住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/07/01 16:48はじめまして。
新築を検討している者です。現在家族が気に入り契約しようとするHMの構造ですが、
外壁・通気層・透湿防水シート・合板・ロックウール55mm・石膏ボード
となっています。合板は耐震強度を高めるために筋かいの代わりに張ると説明されました。
インターネットなどで調べたところ、結露を防ぐには透湿抵抗は内壁側>外壁側がセオリーで、外壁側に透湿抵抗の高い合板を張ると湿気が逃げなくなり、内部結露が発生するとあり、心配になりました。
*合板を貼って、ロックウールの袋のみでの防湿層で内壁>外壁の透湿抵抗が実現できますか?
*また、対策として内壁側に防湿フィルムを貼る方法があるようですが、軸組み工法では柱などが邪魔して完全施工は難しく意味が無いという意見もありましたが、それでも張った方が無難でしょうか?
*知り合いの工務店の人に内側に防湿フィルムを張ると内部結露は防げるかもしれないが、室内に結露が発生するのでやめたほうがいいと言われましたが、ダクト式の24時間換気システムを常時運転してもダメなんでしょうか?
ちなみに居住しているのは山梨県で寒暖の差はありますが、割と乾燥している土地です。
以上教えて頂ければとても嬉しいです。
宜しくお願いします。
ゆうなおさん ( 山梨県 / 女性 / 37歳 )
構造用合板の仕様
- ( 3 .0)
軸組み工法において、筋交いに代わり構造用合板が使われ出したのは十数年ほど前とまだ新しい工法と記憶しております。
当時はツーバイフォーと軸組みの両方の良い面を持ち合わせたものとして、トステムのスーパーウォール工法とセキスイのシャーウッドが先駆者だったと思います。
私もトステム関連で構造用MDFを使用しておりましたが、断熱材はロックウールではなく発砲ポリウレタン仕様でした。これはツーバイフォーの弱点である壁体内結露によるロックウール腐敗防止と壁内空間を出来るだけ無くし気密性を高める効果として有効です。
(参考画像はトステムさんより)
断熱材をロックウールとし壁体内の通気を加味されるなら、合板仕様より筋交いにされたほうが無難かと思いますが、ご契約されるHMさんに開発時の実験資料やカタログなどあるかと思いますので再確認されてはいかがでしょうか。
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 斎藤
評価・お礼
ゆうなお さん
回答ありがとうございます。
早速HMに問い合わせしています。
ありがとうございました。