住居が子供の成長に及ぼす影響
住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/06/17 15:45分譲マンションの高層階に住んでいるものです。夫婦と一歳の子供の三人家族で、近い将来、二人目の子供も欲しいと思っています。
ものの本によると、子供の成長にとって三歳までの住環境は重要で、コンクリート造の住居や、高層階の住まいは、情緒に良い影響を与えないと聞いたことがあります。
個人差もあるでしょうし、因果関係を証明することは不可能とは思うのですが、それでもみなさんの個人的な見解をお聞かせいただけるとありがたいと思っています。いかがでしょうか。
Godzillaさん ( 東京都 / 男性 / 40歳 )
子供の感受性
こんにちは
コンクリートの建物と木造の建物、それぞれ一日缶詰でいると''外気と室内温度のバランスに差がある''ことに気づきます。
''コンクリート''は空気を通さないこととコンクリート自体に蓄熱作用があるため、断熱材の作用を無視すると外気の気温変動が半日ずれで室内に影響を与える実感があります。
特に夏の西日が強い面は夜中まで室内が暑く、外の方が涼しいといった現象が生まれます。
一方、''木造''の建物は「木」自体が多少呼吸するので、室内温度と外気温のクッションの役目を担う場合があります。
そう考えると乳児から幼児期のお子さんは自然界のサイクルとのずれを敏感に感じ取るのかもしれませんが、私もコンクリートマンション育ちなので自分自身どう影響していたかはわかりません(笑
高層階に住むお年寄りから、「高層階用エレベーターは5階建て程度のエレベーターより高速のため、気圧変動が身体に合わないからイヤだ」という話を聞いたことがあります。
''お子さんとお年寄りは「三半規管」が弱いため、酔う症状に似た現象が起こりやすいようです。''
近所の公園などに行く習慣をつけ、物の距離感を養うために地上で遊ぶことも小さなお子様には必要なことかもしれませんね。
とはいえ、大人になれば誰もが憧れる高層からの景色を手に入れられているわけですから、お子様の成長とともに「これでよかった」と思えるようになると思います。
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 斎藤