苦労して建てた家の価値は10年するとタダ同然?
住宅・不動産 住宅設計・構造 2006/11/25 02:10東京の近郊に家の建築を考えていて、土地を探していたのですが、中古住宅の値段がほとんど価値として認められていないように感じます。14〜15年もするとタダ同然で、それ以上に古いと取り壊しにお金がかかるくらいだから値がつかない以上に条件が悪くなるような説明を受けたこともありました。
仕事の関係で、将来転売する可能性があるので、その際のことを考えると購入できなくなってしまいます。
このまま建てないのがよいのでしょうか?
やまささん ( 神奈川県 / 男性 / 36歳 )
家の価値観
やまささん はじめまして(^^)
日本では住宅を持つと「固定資産税」が発生するのに一方では機械のように「減価償却」のように扱われてしまうのは悲しいですよね。。
原因の一つには、家としての製品レベルとライフスタイルが年々進化していることだと思います。一個人の設計事務所ではかなわないほど、ハウスメーカーでは免振技術などに開発費用を投じてますし、今から15年後の日本のライフスタイルは諸外国に比べ福祉先進国として大きく変化すると思われます。
日本人の新しいもの好きにも原因がありそうですね。。
重要なのは自分の気に入った「家」に対する愛情ではないでしょうか?メンテをしっかり続ければ15年後もお気に入りの家であり続けることができますが、「商品としての家」であるならば単純に価値の低いものになるでしょう。
メンテの行き届いた住宅は古くなっても価値があるものとして捉えてくれるバイヤーも出てきています。
お勧めとして、住宅性能評価制度を利用されてはいかがでしょうか?新築時に家の通信簿を発行するようなもので、売却時にどの程度の住宅なのかという判断基準にされます。
私の車は平成8年式で走行距離は12万キロになりますがメンテをしっかり続けてるおかげで好調でありお気に入りです。商品価値としてはゼロですが(笑