小川 真也(しつけインストラクター)- Q&A回答「威嚇」 - 専門家プロファイル

小川 真也
小型犬から超大型犬、パピーから成犬まで対応しています。

小川 真也

オガワ シンヤ
( 東京都 / しつけインストラクター )
ワタナベ・ドッグ・トレーニング 
Q&A回答への評価:
4.5/66件
サービス:0件
Q&A:193件
コラム:22件
写真:2件
お気軽にお問い合わせください
090-8331-9174
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

威嚇

2009/01/26 01:55

先日は丁寧な回答ありがとうございました。
犬のゲージについては、彼と話し合いを続けています。

本日は別の件です。

前回の質問で少し書きましたが、7歳のメスのチワワが10歳の息子に懐きません。
息子は動物が大好きで、チワワにいつも優しく接しています。
それなのに触ろうとすると唸って威嚇し、部屋の中を歩いていれば追いかけ、ひどいときは手足に噛み付きます。

忠誠心の強い子で、元々の飼い主である彼と、一緒に住み始めてから全ての世話をしている私にはとてもよく懐いています。

寝ている人間を守ろうとするので、私が横になっているときは特に息子に警戒心丸出しです。
息子がそばに来れば、息子から絶対に目を離さず、私に声をかけたり近づこうとすると吠えたり唸って威嚇します。
飛びついて噛み付くこともあります。
彼が寝ているときに私が彼に、私が寝ているときに彼が私に触ろうとしてもやはり威嚇します。

息子に威嚇したときは私が犬をたしなめています。
ひどい時には叱ることもありますが、あまり強くは言いません。
彼は威嚇されると本気で怒り、仰向けにして押さえつけて叱っています。

犬は家族の中で自分の位置を決めるということですが、息子は確実に下に見られていて、上に見ているはずの彼と私でも状況によって威嚇してしまう・・・。

これは仕方のないことなんでしょうか。
できれば家族全員に同じように懐き、忠誠心を見せてくれれば・・・と思います。

対処法はありますか?

yu_misaさん

小川 真也 専門家

小川 真也
しつけインストラクター

- good

威嚇

2009/03/17 23:26

文章を読ませて頂いて、全体的に感じることは「信頼関係」がうまく取れていないのでは?、
と言う事です。

ワンちゃんと人間の間で重要なのは「信頼関係」と「上下関係」です。
しかし、上下関係を作ろうと力任せにしても、信頼関係が失われていく一方になって
しまうこともあります。

息子さんに対しての反応を改善するための簡単な方法は、オヤツを息子さんの手で与える
ようにして、息子さんに対しての印象を良くしていく事です。
その時「オスワリ」と命令して、従ったらオヤツを与えるようにすると、うまくいけば
信頼関係と同時に上下関係も養っていけるかもしれません。
ワンちゃんが7歳と言う事もありますので、初めはうまく命令に従わないかもしれませんが、
根気良く続けるようにしましょう。

ご両親に関しては、信頼関係を養っていくことを重点に置いて、しつけを行なっていくと
良いと思います。
その為には、もっと「褒める」時間を増やしていくと良いでしょう。
私がいつもお勧めしているのは、5秒以上褒めるようにすることです。
「褒める」と言う事は意外と難しいものです。無意識に褒めることが少なくなってしまうからです。
特に、出来て当たり前な事(例えば「オスワリ」と言ったら座ること)は触る程度になってしまったり、
時には触る事すら無くなってしまうこともあります。

ですから「5秒以上褒める」と頭に浮かべながら褒めるようにすると、少なくなることを
防げるでしょう。
もっと良いのは、犬は褒められて「嬉しい」と感じると、自分から褒めている人の顔を
見ることが多いので、褒めている人の顔を見るまで褒めることです。

上下関係を作るのは「力」だけではありません。褒めることで「褒められたい」と思わせること
が出来れば、その時点で上下関係が出来たと言っても良いでしょう。
信頼関係をうまく築くことが出来れば、唸ることも減ってくるかもしれません。

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスQ&Aコラム写真