小川 真也
オガワ シンヤ1歳のトイプードル(♀)の吠えについて
2012/04/19 21:314月に1歳を迎えたトイプードルの吠えについての質問です。
生後40日あまりでペットショップから迎え、平日は8時間程度の留守番ですが、階下に住む祖父母が、日に1,2回様子を見てくれています。(2世帯住宅の2階に住んでいます)台所以外はフリー、留守番時はリビングでフリーです。
対処に困っているのは、次の2つです。
☆音に対する吠え
家に人がいると、帰宅した人が玄関のカギを開ける音に対し、ものすごい吠え声と同時に階段の降り口まで突進していきます。(一番最初に帰ってきた人が玄関を開ける音に対しては全く吠えません)
他にも、階下から聞こえるドアの開閉音や、外から聞こえてくる様々な音、玄関チャイムの音、私たちには聞こえない音(?)などに反応します。
吠えの程度は、その場でウッーとうなる程度から、音のする方までいって、しつこく吠えることもあります。
祖父母の話によると、留守中に吠えることは全くなく、すぐ近くで工事をしていても昼寝していたこともあるそうです。試しに、家に犬だけいる時に、玄関のチャイムを鳴らしたり、階下から家に電話をかけてみましたが、全く吠えませんでした。
今は、吠え始めたら、呼び寄せてオスワリさせておやつをあげています。この方法で、電話の呼び出し音に対する反応はだいぶ落ち着いてきています。が、興奮度が高いのが玄関のカギの音を聞いた時です。この時は全く言うことが聞けず、今では帰宅時に玄関前でメールをしてもらい、犬を抱いて玄関のカギを開けに行くようにしています。
☆人の動きに対する吠え
人が出かける時(後を追いながら)、主人がベランダでタバコを吸っている時、人(特に主人)の気配のする部屋のドアを開けて欲しい時、自分の行けない場所に人が行ってしまった時などに吠えます。特に最初の2つに対する吠えは毎日のことなので困っています。
なるべく人が出かける時に合わせて散歩に出るようにしています。散歩に出られない時は、出かける人が、オスワリをさせておやつをあげながら階段の降り口まで行き、そこにおやつをまいて、階段を下りるようにしています。この方法に最近は慣れてきて、階段を下り始めるとあきらめているようです。
同じ音に対して、人がいる時といない時で全く反応が異なる理由がわかりません。また時に早朝や深夜に吠えるので困ります。
どの様に対処したらいいのでしょうか?
ひかみさん ( 愛知県 / 女性 / 43歳 )
1歳のトイ・プードルの吠えについて
- ( 4 .0)
ご質問を拝見しました印象では、吠える原因は「音」ではなく「飼い主様方」だと思います。
飼い主様の動きや対応にワンちゃんが反応しているような気がします。
問題行動を改善する場合、ひかみ様がされているような「対処療法」と言いますか、
吠えた時に対処して吠え止ませる、あるいは吠えないようにする、と言う方法もありますが、
この場合は、それでは根本的な解決には至らないと思います。
上記しましたように、原因は飼い主様にあると思われます。
ワンちゃんに対する接し方が、かなり「気を使われて」いるように思います。
飼い主様がワンちゃんの方に合わせた方が楽ではあります。例えば、『帰宅時に玄関前で
メールをしてもらい、犬を抱いて玄関のカギを開けに行くようにしている』や
『なるべく人が出かける時に合わせて散歩に出るようにしている』などが良い例ですね。
しかし、「しつけ」と言う面で考えると、これではしつけにはなりません。
人間がワンちゃんに「合わせて」行動して、問題行動が出ないように「気を使って」いるだけです。
このままでは、ワンちゃんがいるせいで「あれも出来ない」「これも出来ない」と言う状態に
なりかねません。
まずは、ワンちゃんに対する「接し方」から変えて行かなければなりません。
一つ目は「リビングにフリー」は止めた方が良いでしょう。
家は飼い主様の物です。フリーにするとワンちゃんが「自分の物」と勘違いしてしまいます。
二つ目は、「ワンちゃんと遊ぶ時間」と「遊ばずに休ませる、あるいは我慢させる時間」の
「けじめ」を付けた接し方を心がけましょう。
「いつでも遊んでくれる訳ではない」「いつでも見てくれる訳ではない」と良い意味での
「諦め」を付けさせましょう。
場合によっては、その「諦め」を付けさせた時点で「吠え」が無くなることもありますし、
改めて今行なっている吠え止ませるしつけをすれば、効果が違うはずです。
評価・お礼
ひかみ さん
2012/04/20 17:45
早速のご回答、ありがとうございました。
確かに、どうにかして吠えないようにしようということばかりを考えていました。
でもこれでは、いつまでたっても問題の解決にはならなかったのですね。
人間にとっても、犬にとっても快適な毎日が送れるように、犬に対する接し方をもう一度見直していきたいと思います。