組織の中で自分のやりたいことを実現するには
キャリア・仕事 仕事・職場 2015/05/28 21:39昨年、メーカーの技術開発職へ転職したものです。35歳です。
こんな歳ではありますが、これまでろくに技術開発等やったこともない状態から転職しました。技術開発をやりたいという思いが強く、叶えなければ後悔すると考えたからです。
転職してから今日まで一年、なんとかやってきて、評価もある程度、していただきました。
わからないことばかり、自分ではなにもできない、指摘もされてばかり、こんな状態で辛いことばかりですが、一方、着実に以前より成長している実感があります。
そんな中、先月、親会社から年下の人が異動してきました。その彼の仕事が、僕がやって来た仕事の美味しいとこ取りみたいな状態で、正直、面白くありません。
僕が半年かけて暖めてきた案件を、僕の上司の指示でやってます。半年かけて、なんとか課題の抽出をしてこれから、改善策を考えるというところで、それをいきなり奪われた気がしてしまい、心が落ち着きません。ちなみに彼は、僕より専門的に色々できます。
もちろん、組織の判断に従い、彼に譲るのがいいのでしょうが、改善策をかんがえていくところは自分でやりたかったのに、それがうばれた気がしてかなしいです。
こんなとき、どのようにモチベーションを上げれば良いのでしょうか。
Poikolさん ( 東京都 / 男性 / 35歳 )
目先の気持ちに左右されず、将来を見据えた「損して得とれ」戦略
転職後、丁寧に、仕事を進めながら、評価も勝ち取ってこられたところに、
親会社から、年下の、さらに後から異動してきた人に、
仕事を横取りされてしまう。ほんとうに面白くないですね!
そこで、発想の転換のご提案です。
自分で主導することよりも、プロジェクトにジョインできることの方が、
ご相談者様にとっては価値のあることだと考えられませんでしょうか。
プロジェクトにジョインできれば、後から異動してきた人のやり方を見て
学ぶこともできるかもわかりません。
今は、経験を積み、不足しているスキルを身につけ、
“次のステップのための準備期間”だとお考えになってはいかがでしょうか。
後から異動してきた人に奪われそう、ではなく、
どうやれば、後から異動してきた人と一緒に仕事を進めれるか?の
戦略を立てましょう。
上記のような発想の転換が受け入れられないようでしたら、
このまま黙って待つのではなく、上司やまわりに働きかけて、
自分自身が主導権を握るための戦略を立てましょう。
「損して得とれ」といいます。目先のチャンスや気持ちにではなく、
将来を見据えたステップアップに着目して、
ご相談者様オリジナルのキャリアアップを実現して頂きたいです。
ご相談者様の着実なステップアップを応援しております。
焦らずに、「急がば回れ」です。
■JACCA日本キャリア・コーチング協会
~東京・大阪・名古屋
【HP】http://www.jacca.jp/
【受講者感想】http://profile.ne.jp/pf/takami/c/
補足
もっとも、ご相談者様が、
自ら積み上げてきたチャンスをつかむことを
最優先したいお気持ちでしたら、
自分から「主体的につかむ戦略」を選択すべきだと思います。
ご参考まで。