不動産コンサルタント＆ＦＰ　野口です。

sion0114様が住宅ローンを組まれたのは、一般の銀行（メガ銀、地銀、信金）と思います。
これを前提に所感を述べさせて頂きます。

sion0114様が金銭消費貸借契約書（ローン契約書）があると思います。その契約書を
もう一度読み直してください。その中に、一身上重要な変動が発生した場合は、銀行（貸主）に告知する旨の項目があると思います。

重要な変動を具体的に列記している事もありますが、職種、勤務先の変更、婚姻などと共に
「居住の変更」がこれに該当します。

従って、勤務先の命により、転勤をせざるを得ない状況で、これは銀行に告知する義務が
生じます。

銀行は、本来なら契約により”一括返済””投資ローンへの切り替え”を求めるのですが、
また転勤先より元に戻る場合を考え、空家でなく有効活用を考え、一時賃貸をしたい旨を
伝えれば、これを殆んどの銀行は拒否する事は無いでしょう。

住宅ローンと投資ローンでは、金利差が、1.5～2%有りますから、sion0114様は現行通り、「継続して住宅ローンを返済する」事を条件として、賃貸する事を認めて頂く事を推奨し
ます。

通常の賃貸借契約は、借家権が発生しsion0114様が再度戻って來るときは、借家人が
居住を継続を希望すれば、暫くは認めなければなりません。直ぐに明け渡しを
されず、別に住宅を探さなければなりません。

このような事を防ぐため、「定期借家契約」をして、一定期間(EX：2年間）だけ賃貸し
期限が来たら、契約終了＝明け渡しを求める。この契約にて賃貸する事をされた方が
良いでしょう。銀行にもこの方針を伝えれば尚良い印象でしょう。

このような、一時的な定期借家専門の会社（リオロケーション）が有り、契約も
希望居住者を探す事も慣れています。

但し、このような定期借家は、期限があるため賃料などはやや低めです。

銀行も人が運営するのです、虚偽があったり、返済遅延などが有れば
強く拒否される場合があります。

私も、数人の方に相談を受け、Kさん例：過去の履歴や再三の遅延が有り、銀行を
怒らせており、他の銀行への借換えも記録が消せず不可能で、止む無く
一括返済を求められ、売却しました。

sion0114様の正直な告知が良い結果を生むものと信じます。