不動産コンサルタントの野口です。

共同住宅において「音」の問題は、世界的にも大きい問題です。

我が国でも最近これを解決すべく、技術問題、設計・施工問題を含め向上が図られています。
きゃす様がお住まいのマンションは、多分20年以上経過しているのではないかと思います。
この当時までのマンションは、スラブ(コンクリート）厚も１8センチ以下と薄く、２重床、２重天井になっていないものが、一般のfamiryマンションでした。

現在は、スラブ厚も２センチ～、２重床・天井となっています。これにより階高（床から上の階の床までの高さ）が、３m～となっています。これだとよほど大きい音を発生させない限り、トラブルなることは少ないです。従って、建設費は割高。
　　詳しくは、-------http://www.iriscon.co.jp/category/1204327.html

音は、必ずしも隣接する部分だけでなく、鉄骨や鉄筋を伝わり、伝道します。音は、壁や床などの「質量に反比例する」と言われます。配筋や配管を伝わり伝道する場合もあります。
これらに、敏感になる人が多いのです。特に高齢者は敏感院りやすいと報告されています。

これらは、個人差が強く、日常の生活音での問題は、売却時に重要事項として告知する必要ないでしょう。

中古マンションを求める人は、自分が敏感であれば、良く調査して求めるでしょう。

但し、求められば構造、仕様等は知る限り（パンフレットなり）で知らせることは必須です。求める人は、条件に合わなければ、より高いマンションを求めるでしょう。
この音の問題で、買主が、きゃす様（売主）に瑕疵責任などを求めることはないでしょう。
買主の調査不足・自己責任ですから。
仲介業者には柔らかく伝えた方がよいと思います。