不動産アドバイザー・ＦＰの野口です。

chazuke様のお問い合わせに、簡単にこの紙面では述べ切れません。具体的な事が余りにも少ないためです。

彼が、chazuke様と母上の共有のローン残高を一挙に返済してくれる。即ち、債務を弁済してくれる。（＝＝頼りにになる彼）

彼からお金を借り銀行に返済する。金消契約を締結し、返済をする。この場合元金返済のみでは、税務上は、贈与になるおそれがあります。少なくとも幾らかの利息を払う必要が有ります（0.5～1％）もし、現在chazuke様が住宅ローン控除を受けておられるならこれの適用は、金融機関に限っておりますから、適用からはずれることになります。

金消契約で無く、彼との売買をする場合は、その住宅の価額が時価が幾らぐらいか？を算定する必要が有ります。この方法は、不動産鑑定士に頼るのが最も良いのですが、鑑定料も相当高くつきます。公示価額、路線価等で逆算し、算出する方もあります。高すぎると、彼から、chazuke様に贈与した事になります。逆に、安すぎるとchazukeが贈与したことになり兼ねません。仲介業者を通さなくても、不動産に強いＦＰ又は、司法書士などが良いでしょう。

おおよそでも、不動産の概略とローン残高が判れば良いのですが、次のようにしては、どうでしょう。

１）一時彼からローン残高を借入し、全額返済する。
２）金額によりますが、定期的に年２回以上一定額を利息を付し、母親と共同で返済する。
３）この住宅に、彼と居住する場合は、住居相当分（高すぎる、安すぎる等はNO）の賃料を頂く。
４）万一、母親が亡くなった時は、chazuke様が残り共有分を相続する。現状、居住用住宅の非課税が枠が、240平米未満です。これに当てはまらない場合は、相続税課税が発生。

これが、費用もかからず、登記も無く簡単です。後のため各種の書面作成、帳票などは確実に残す事です。

売買取引にしますと、登録免許税（１～２％）、取得税（２～３％）登記費用（10万～）等が掛かります。これらの税は、「固定資産評価額」（時価の約８０％）に対してです。

結果、貴女一人では大変でリスクも有ります。専門の宅建主任、司法書士、税理士にサポートを依頼した方が良いでしょう。