過大広告による契約解除について
住宅・不動産 不動産売買 2010/07/21 22:15新築マンションを購入するということで契約し、300万円手付金を支払っております。
営業マンからのマンションの説明として、(そのデベロッパーの物件で言う)通常のグレードよりも高いハイグレードのものだとの説明で購入致しました。デベロッパーは大手です。
ただ、先日物件の評価をつけたものが発表され、B(マイナス)というものでした(どういう評価なのか細かく書くと物件が特定されますので控えますが、デベロッパー自身がつけたもので環境、耐震性、防音性等細かく分かれております)。
周辺の同レベルのマンションはA評価、B(マイナス)となると賃貸マンションと同じです。
私自身はハイグレードだと聞いて、契約したのに実際は賃貸マンションと同じ評価。
これは明らかに過大広告ではないでしょうか?
この場合、手付金を放棄せずに契約解除をすることはできないのでしょうか。
評価項目等詳細が分からないので判断は難しいとは思いますがよろしくお願い致します。
soltmiさん ( 福岡県 / 男性 / 37歳 )
「ハイグレード」と言う言葉が曖昧で、住宅性能とは関連が薄いのでは
宅建取引主任の野口です。
営業マンの言うハイグレードとは、一般的に床や壁に大理石であったり、ステンレスやクロームめっきされた金物を使用したり、キッチン、バス等が高価なものを使用している事を言っているのでしょう。
一方、soltmi様の言う評価とは、住宅性能を現す評価でしょう。住宅性能とは、エコ(省エネ、断熱性、窓の仕様)、耐震性(基礎・柱・梁・コンクリートなどの仕様)、防音性能(床・天井)などが、各行政によって評価基準が決まっています。
従って、「グレード」と「評価」は同一基準では有りません。もし、契約時に同一的な表現で営業マンが説明していたなら、過大になることになります。
もし、B(マイナス)で、住宅ローンのフラット’Sなどの適用が受けられないようであれば申し出て、契約解除が出来るでしょう。
大手であれば、「同一視していたから、解約に応じてほしい」と申し出ては如何でしょう。
蛇足ですが、賃貸マンションがグレードが低い性能が低いとは、一概に言えません。
最近の、賃貸はエントランス、照明、内装も豪華になっています。又、融資も性能が高い賃貸マンションなどは、レートが低く借りれる傾向です。