きゃさりんりん　様

こんにちは。相続総合研究所の大泉稔です。
交通事故の被害に遭われたそうで、まずはお見舞い申し上げます。
また、長きにわたる治療を終えられたようで、何よりです。

さて、自賠責保険被害者請求の診療報酬明細書（以下、レセプトと言います）についてですね。

レセプトの発行の間隔については、根拠法令等があるのか否かは、私も調べたことはありませんので、以下、私の経験を踏まえて回答申し上げます。

レセプトの発行の間隔は、
「１か月ごと」という病院もあれば、「治療開始から治療終了まで」という病院もあろうかと思われます。
「１か月ごと」という病院は、恐らく「健康保険の請求（＝暦月）」に合わせているのだと思われます。

頸椎捻挫等ですと、治療期間が１か月から３か月というケースが多いと思われますが、
「治療開始から治療終了まで」まとめて１枚のレセプト、という病院もありました。

また、骨折などの場合ですと、
「入院で１枚」、「通院で１枚」、「抜釘で１枚」という具合に発行されたこともあります。

お話は変わって、レセプトの文書料についてです。
これも私の経験を踏まえての回答ですが。
概ね3,000円から8,000円の範囲だったと思います（消費税別）。
１万円を超えるような文書料の病院もあることはありましたが、数は少なかったですね。
いずれにせよ、同じ病院で発行する「自賠責の診断書」の文書料よりは安かったです。

さて、ここで、きゃさりんりん様の場合です。
病院との交渉次第になろうかとは思いますが。
自賠責保険の請求書類一式に入っているレセプトの下欄のカレンダーは３ヶ月分ですよね…。
「コピー＆継ぎ接ぎ」で「７か月分」にして…１枚のレセプトにまとめることは可能だと思われます。

自賠責保険の傷害保険金の限度額は１２０万円です。
また、治療費は自由診療でしょうから。
文書料に充てる金額も抑えておきたいですよね。

以上、お役に立てたか否かは分かりませんが。
被害者請求は手間が掛かりますから。
交通費や慰謝料も含め、しっかり請求して受け取って下さいませ。