大泉 稔(研究員)- Q&A回答「医療保険は不要だと思います」 - 専門家プロファイル

大泉 稔
突然の相続で…困っていらっしゃいませんか?

大泉 稔

オオイズミ ミノル
( 東京都 / 研究員 )
「保険と金融」の相続総合研究所 
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養老保険満期に伴う新たな保険加入および満期金について

マネー 生命保険・医療保険 2014/04/13 01:39

はじめまして。40歳の会社員の独身女性です(結婚予定なし)。
先日、かんぽ生命の養老保険20年が満期になり、満期金500万円を受け取りました。

そこで、教えていただきたいことがございます。
新たな保険加入が必要なのか、また満期金に対して確定申告をして税金を納める必要があるのかについてです。
ちなみに、預貯金・株・外貨等 資産約3000万円
アフラック スーパーがん保険(終身)加入
全労災 個人年金 終身 65歳より年額約90万円 があります。 

1.そこで、新たに保険に加入した方がいいのか? 
加入するなら、満期金を利用して、一時払の保険に加入した方がいいのか? 
それとも、医療保険だけでいい? そもそも不要?と思って迷っています。
一時払を検討する理由は、貯蓄性のことを考えてです。低金利である今、メリットは少ないとは思いますが、個人向け国債より得?かなと思っています。JAや全労災は、民間よりは破綻懸念がないと考えてもいいのでしょうか?
個人向け国債を考えているのは、変動であることと、中途換金できる、安全性が高いことです。検討しているのは、

★満期金500万円
 ・ソニー生命 養老保険20年 払込金額4,323,870円 保険金500万円 
 ・JA一時払終身共済 一時払100万 ※6年で支払金額が戻ります
 ・JA終身共済 前納570,598円(50歳共済掛金終了) 終身契約100万円
 ※10年で支払金額が戻ります
 JAの場合、残り400万円は個人向け国債10年を利用
 ・全額500万円 個人向け国債10年

★医療保険
 ・全労災 入院3000円 終身 
  最高180日 通算1000日まで 月掛金1776円
 ・オリックス生命 新CURE 三大疾病無制限プラン 入院5000円 
  1入院限度60日通算1000日
  保険料払込 65歳  月掛金2364円 手術金あり 特定疾病払込免除あり
 安心程度で加入を考えるのなら、掛け金の安い全労災と思っていますが、逆にこの程度なら加入は不要?と迷っています。オリックス生命は、特定疾病払込免除(三大疾病)に魅力を感じていてます。ただ、1入院60日は短いような気がしますが・・・。

2.満期の養老保険受け取り額 5,077,632円 既払込保険料4,118,912円
  の状態では、申告が必要ですか?

以上、自分なりに色々調べてみましたが、どれがいいのか迷っています。
他にいいものがあれば、ご教授下さい。宜しくお願いします。

ほのちんさん ( 京都府 / 女性 / 40歳 )

大泉 稔 専門家

大泉 稔
ファイナンシャルプランナー

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医療保険は不要だと思います

2014/04/13 08:43
( 5 .0)

ほのちん 様

おはようございます。相続総合研究所の大泉稔です。
この度は、ご利用ありがとうございます。

早速ですが。

1.
満期金の活用については、ご検討の内容でよろしいと思います。
が、
これからの時代を考えると…「インフレへの備え」も必要だと思っております。
「低利で安全な運用」に「リスクを取った運用」も検討に加えてみてはいかがでしょうか?


500万円のうちの一部…30万~50万円程度を
「積立投資」に廻すこともご検討されてはいかがでしょうか?
積み立て額は毎月1万円ずつで。

ほのちん様は、「安全な運用」をお望みでいらっしゃると思いますので、
「リスクを取る運用」は満期金の1割程度で良いと思います。
「積立投資」は「時間を味方につけた」運用です。


それから医療保険は不要だと思います。
入院日数は短くなる傾向にあります。
なので、
「入院日数に比例して給付金」を受け取るタイプの
医療保険はあまり意味が無いと思います。

また、がんは国民病とされ、時間とお金もかかりますが、
ほのちん様は、すでにがん保険にはいっていらっしゃるので、
そちらをお続け頂いた方が良いと思います。


2.満期金の課税ですが。
「満期の養老保険受け取り額5,077,632円」-「既払込保険料4,118,912円」=958,720円…1
958,720円(1)-500,000円(特別控除額)=458,720円…2
458,720円(2)÷2=229,360円…3


満期金は一時所得に該当します。
満期金から経費に相当する既払い込み保険料を差し引き、実質的な利益を計算します。
(1とします)。

1から一時所得に認められる特別控除額を差し引きます。(2です)。
2を2で割った金額が申告する一時所得の金額になります。(3です)。

3と給与所得などを合算して所得税の確定申告を行います。

一時所得に関することは↓も併せて、ご参照ください。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1490.htm

以上で、いかがでしょうか?

ご不明な点がございましたら、お申し付けください。

評価・お礼

ほのちん さん

2014/04/14 02:21

評価点数


(5.0)


評価コメント
早速の回答ありがとうございます。


満期金は保険加入を考えず、国債や投資信託の積立などを検討したいと思います。

医療保険については、不要とのことですね。
ですが、「オリックス生命 新CURE 三大疾病無制限プラン 特定疾病払込免除あり」は、いい商品で、加入してもいいと思っていますが、誤りですか?
特定疾病になれば、保険料の免責、その後も保障も終身になっているので、かなり良い商品だと思いますが、いかがですか?
是非ご意見をお聞かせいただければと思います。

満期金の課税については、実際の数式があり、大変わかりやすかったです。
ありがとうございました。来年確定申告を忘れずにしないといけませんね。

この度はありがとうございました。

大泉 稔

2014/04/14 06:17

ほのちん 様

おはようございます。
相続総合研究所の大泉稔です。

早速のコメントならびに評価をありがとうございます。

「特定疾病 払込み免除」
特定疾病とは、どのような時のことを言うのでしょうか?

確かに、女性は若い時にがんに罹りやすいので、検討する価値はあると思います。
が。
もし、仮に「特定疾病 払込み免除」に
魅力をお感じなのであれば、「三大(特定)疾病保険」でも良いのではないでしょうか?

保険金100万円程度から契約できる会社もあります。
入院や手術などで、ちびちびとお小遣い程度の給付金をもらうよりも…。
請求の手間とパフォーマンスで一押しです。

いかがでしょうか?

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