「tionの発音はどうすればいいの？」というご質問にお答えしますね。

今日は、【 tion の発音は２つある 】についてレッスンしましょう。

tion は、【４文字フォニックス】として認識し、

4文字でどう発音するかがきまっているのだと思ってください。

以下の単語を大きな声で読んでみましょう。

question

station

congratulation

vacation

action

さあ、お気づきになりましたか？

tion の発音は２つあります。

日本人はこの２つの発音を、「ちょん」「しょん」と発音するのが悪い癖ですが、

正しくは「チュン」「シュン」っぽく発音します。

日本人は、tion の o を「お」だと思い込んでいるので、

「ちょん」「しょん」と間違った発音をしてしまいます。

しかし、ここでよ～く考えてみて下さい。

tion を含む英単語は、tion に一番近い母音を強く読むというフォニックスルールがあります。

ですから、tion の o を「お」と読むはずがない！

o は弱音化し、あいまいに発音しなければなりません。

発音記号で書くと、e が逆立ちしたような記号です。

どの程度口を縦に開けるかというと、ほんのわずかに開けるだけ！

しっかり注意して発音練習してくださいね。

さあ、ここからが重要です。

どんな場合に、『チュン』っぽく発音すると思いますか？

どんな場合に、『シュン』っぽく発音すると思いますか？

実はここにも明確なフォニックスルールがあります。

question　この時は、『チュン』っぽく発音しますね。

そう、『チュン』っぽく発音する時は、tion の前に s がある！

では、なぜ前に s がある時は、『チュン』っぽく発音するのでしょう？

その答えは、発音してみればわかります。

『クエスシュン』と言おうとすると、とても言いにくいのです。

『ス』のあとに『シュ』は、言いづらい…。

だから、言いやすいように音を変化させ、

『クエスチュン』と発音するようになったのです。

つまり、

tion は、もともとは、『シュン』っぽく発音すると決まっています。

ですが、前に s がある時だけはとても言いにくいので、

『チュン』になるというルールができあがったのです。

人間って、言いにくいものは言いやすいように変化させてしゃべる生き物なんですね。

英語発音のブラシュアップをするには、

まず、あなたが発音している口元や声を、

発音チェックがしっかりできる英語教師に見て聞いてもらい、

診断してもらうこと。

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