沼田 順(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「固定金利のフラット35Sがより優位に」 - 専門家プロファイル

沼田 順
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ヌマタ ジュン
( 兵庫県 / ファイナンシャルプランナー )
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変動金利の住宅ローン

マネー 住宅資金・住宅ローン 2010/05/28 03:14

初投稿します。
住宅ローンで迷っています。
頭金500万で2900万の住宅を購入しようと思っています。
そこで住宅ローンの話になるのですが、一般的な主流の3年固定は当初0.9%で3年後から基準金利より優遇1%。今ですと2.1%になるみたいです。
で、選ぼうとしているのが変動金利。
今の基準金利が2.875%でここから通期1.625%の優遇を受けられるというのです。
ですので、当初は約1.2%からはじめることになります。
35年のとりあえず12箇月均等払いを選択しようと思っているのですが、固定金利、変動金利どちらがいいのでしょうか?
個人的には、優遇幅が広い変動でと思っています。
ただ、融資してもらう親からは「固定」にしなさい、将来安定した返済で見通しが立つからといわれています。
しかし、自分にしてみれば安くなっているのに高い金利でお金を返していくには抵抗があるのです。
逆の親からは「今の時代は変動のほうがいいんじゃないか?」ともいわれ、迷いに迷っています。

どうすれば一番いいのでしょうか?
もちろん変動にした場合は急な変動に備えて情報やいろんなことを気にかけなければならないとも考えているのですが、どこを押さえればいいのかもなかなかわからずじまい・・。

よろしくご教授ください。

2525nicoさん ( 北海道 / 男性 / 35歳 )

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ファイナンシャルプランナー

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固定金利のフラット35Sがより優位に

2010/05/28 06:55

 こんにちは。公庫出身のCFP、沼田です。

 昨今の欧州金融不安等で株価が下落して、そのお金が長期固定金利の指標となる
 日本の債券市場に流れてきています。

 こうした流れを受けて、日本の長期金利は1.3%前後と過去に例がないほど低下しています。

 ここまで長期金利が低下すると、長期固定金利型のフラット35Sの魅力がさらに高まります。

 5月の適用金利の最低水準が年 2.51%ですが、政府の緊急経済対策により、当初10年間は
 ここからさらに年1%金利が引き下げられます。

 今後、最低水準がさらに切り下がった場合、当初10年間は変動金利とほとんど差が無くなり、
 11年目以降も金利はわかっているので、変動金利よりも返済計画が立てやすくなります。

 私は変動金利もしばらくは低位安定が続くと考えていますが、金利変動リスクは無いにこしたことはありません。

 繰上返済する余裕のある方は変動金利を、それ以外の方にはフラット35Sをお勧めします。

 沼田 順

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