沼田 順(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「日本年金機構に確認に行ってください」 - 専門家プロファイル

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( 兵庫県 / ファイナンシャルプランナー )
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厚生年金にかかる会社の給与過少申告について

マネー 年金・社会保険 2010/08/09 09:48

先日、主人の元に届いた21年度の「年金定期便」(厚生年金保険の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況一覧)を確認したところ、私の標準報酬額と比べ、主人の標準報酬額が異常に少ないことに気がつきました。
私より10万円ほど給与のよい、主人のほうが標準報酬額が少ないことに、違和感を覚え、会社が給与を過少申告しているのではと、疑念を持ちました。
主人の給与は大体40万前後なのですが、標準報酬額は26万~24万円程度の記載であり、それにあわせて保険料も2万弱という記載です。
主人はこういうことに全く疎く、今まで自分の給与に対して保険料が低いということに全く気がつかなかったそうです。
給与明細には申告したものと同等の保険料が記載されていました(2万弱)。
また、今まで人の年金と比べたこともなく見方もよくわからなかったとのことで、過去に届いた「年金定期便」には、わざわざ「間違いありません。」との返信もしていたそうです。
社長に直接、質問をぶつけることにしていますが、その前に基礎知識をお教えいただければと思い、質問させてください。

まず、将来の年金にも関係してくる保険料ですので、こちらとしては過去の分を修正申告したいのですが、可能でしょうか。
(よく従業員からは正規の保険料を徴収して、会社側で過小申告していた場合は、給与明細を提出すれば、なんとかなるような話は聞いたことがあるのですが、今回の場合、従業員からも過少申告した保険料しか徴収していません。また、以前の「年金定期便」には、問題なしで回答済みです)
主人の会社はIT関連で現在、従業員3名に社長の計4名。
以前、10人くらいが一気に辞めたとかで、60歳前後の社長の下のポスト?…といっても役職等はないのですが…が、うちの主人です。一度辞めてまた戻ったという経緯がありますが、通算すると勤続10年ほどです。
また、修正申告できた場合で、自己負担分は支払うにしろ、会社が負担することを拒否した場合、どうなるのでしょう?

補足

2010/08/09 09:48

参考までに、22年3月では…
年金定期便の記載は、標準報酬額24万円、保険料18844円 に対し、
給与明細では↓
支給合計378175円(基本給19万、職務手当43500円、生産手当45900円、住宅手当20000円、営業経費43500円、普通残業22185円、非税交通費13090円)
控除合計62410円(健康保険9100円、厚生年金19495円、雇用保険3025円、課税対象額333465円、所得税10890円、住民税19900円)
差し引き支給額315765円。

職務手当、生産手当は、主人いわく会社側が基本給をあげたくないのでそういう名目で支給されているとのこと。営業経費とは、ボーナスがない代わりに毎月決まった額をボーナスの代わりに支給される約束のもと支給される金額だそうです。

ちなみに残業手当やほかの項目で偶に記載ミスがあり、低い金額が記載されていることがあります。こちらで間違いに気づき、申し入れるとお給料は正しい金額が振り込まれますが、給与明細は修正版をなかなか渡してくれないそうです。…詳しく聞くと色々問題ですね…

給与明細は過去すべてではないものの、保存はしてあります。

長文で恐縮ですが、ご回答いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

yopppiさん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )

沼田 順 専門家

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ファイナンシャルプランナー

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日本年金機構に確認に行ってください

2010/08/09 10:41

初めまして。公庫出身のCFP、沼田と申します。

標準報酬額はあくまで支給された給与に対応する金額になります。
ですので補足であれば、支給合計37万円ですと標準報酬額は22等級の38万円になります。

当然ながら労使折半ですので、会社側の負担を軽くするため過少申告していたことになります。

この場合、幸いにも給与明細があれば、それと照合することで過少申告はわかります。
(定期便の回答はあまり気になさらなくても良いと思います)

年金事務所に厚生年金保険料を調べる部署がありますので、そこでの相談になると
思いますが、会社側が拒否することはできません。

ただ、行動される前に、ご主人には必ずきちんと説明してからにしないと
会社側と揉めることになってしまいますのでご注意願います(悪いのは会社ですが)

以上、ご参考になれば幸いです

沼田 順

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