沼田 順(ファイナンシャルプランナー)- Q&A回答「高い金利から繰上返済するのが原則です」 - 専門家プロファイル

沼田 順
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( 兵庫県 / ファイナンシャルプランナー )
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住宅ローンを繰り上げ返済するほうがいいのか悩んでいます

マネー 住宅資金・住宅ローン 2010/06/01 23:23

昨年に土地を購入し、今年家が完成し、住宅ローンを銀行で3本に分けて(変動金利0.875%で1,730万・10年固定金利2.45%で1800万・10年固定金利2.60%で1470万 いずれも35年元金均等型)借りています。入居が今年に入ってからなので、まだ住宅ローン減税の対象ではなく、どのくらいの減税かわかりません。(減税額の計算はできますか?年収は1200万です)
 満期になる保険が、今年の8月から平成27年3月まで4本、合計で1000万あります。
満期になるたびに繰り上げ返済をしたほうがいいのか、住宅ローン減税の対象が終わる10年後を待ってからのほうがいいか悩んでいます。
また、繰り上げ返済をする際は、3本のうちどれを返した方がいいのかわかりません。生活は特に今余裕がそんなにあるほうではなく、もちろん月々の返済額が少ないほうがありがたいですが。。。よろしくお願いします。

misawaさん ( 東京都 / 女性 / 43歳 )

沼田 順 専門家

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ファイナンシャルプランナー

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高い金利から繰上返済するのが原則です

2010/06/02 03:30
( 4 .0)

初めまして。公庫出身のCFP、沼田と申します。

まず住宅ローン減税ですが、借入額が合計5000万円ですので、
そこから元本返済分を引いた年末残高の1%が対象になります。
これからご入居ということですので、約50万円程度は
所得税が還付されるものと考えられます。

住宅ローン減税制度の概要:財務省
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/063.htm

次に繰上返済に関してですが、固定金利のみであれば
一番高い金利から繰上返済するのが原則です。
しかし、変動金利もあることから、これは今後の情勢を
見ながらの判断になると思います。

なお、変動金利の返済額は5年間は定額で金利が上昇しても
定額の中で年に2回、元金と利息の内訳変更を行います。
また5年後の上昇額は1.25倍以内に抑えられます。
ただし、10年固定には1.25倍以内というルールがありませんので
10年経過後にいきなり返済額が増加する可能性がありますので
ご注意願います。

繰上返済しすぎると、手元流動性が不足してしまいますが
貯蓄性の保険であれば、一定程度、早めに繰上返済すると
総返済額がかなり減少します。
10年後を待つよりも、借入は少ないにこしたことはありません。

以上、参考程度になりますが、お役立て下さい。

沼田 順

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補足

元利均等返済で回答させて頂きましたが
元金均等返済が正しいようですので
一部補足訂正させて頂きます。

上記にある変動金利の説明は元利均等返済の場合です。
元金均等返済ですと、当然ながら元金は均等ですので
半年ごとに利息の見直しが行われ、返済額が変わります。

また1.25倍以内というルールも適用はありません。

以上、ご参考にして頂ければ幸いです

沼田 順

評価・お礼

misawa さん

アドバイスありがとうございました。繰り上げ返済をしていこうと思いました。

沼田 順

高評価、ありがとうございました。

元金均等返済は有利です。

また疑問点等ありましたら、
遠慮無くご質問下さい。

沼田 順

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