野瀬 有紀子(一級建築士 インテリアコーディネーター)- コラム「東京の旗ざお状敷地、1階に光をいれる工夫、小さな吹き抜け」 - 専門家プロファイル

野瀬 有紀子
女性のための住まい相談室

野瀬 有紀子

ノセ ユキコ
( 東京都 / 一級建築士 インテリアコーディネーター )
のせ一級建築士事務所 代表
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東京の旗ざお状敷地、1階に光をいれる工夫、小さな吹き抜け

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2017-05-11 18:05

今日は、旗ざお状敷地、1階に光がほとんど入らないお住まいで、その1階部分が少しでも明るくなるようにと工夫した実例をご紹介致します。

東京23区内、木造3階建+ロフト付、高断熱高気密、長期優良認定のお住まいです。

東京ですと、旗ざお状敷地は結構多いんです。

 

1階と2階の間に、奥行き910mm(3尺)、巾2,123mm(1間+1尺)の大きさの吹き抜けを設けました。

襖一枚や畳の大きさを一回り大きくした感じの広さですね。

旗ざお状敷地、前面道路から入ってくる通路の巾は、2m98cmです。

車をなんとか停めることができ、その横に、人間が通るスペースを何とか確保できます。

写真を撮った日が、曇りの日でありましたので、せっかく設計した吹き抜けも暗く感じますねえ。

お天気のよい日に撮影すれば、もっと効果をお解りいただくことができたのではないでしょうか。

1階に落とす光を2階にも入れたかったので、2階リビングダイニング側にもガラスを入れました。

2階のリビングダイニングからみたところです。

 吹き抜けの内側、リビング部分は、音の問題もあるので、ガラスはすべてFIX窓(はめ殺し窓)に致しました。

吹き抜け、窓のある方向が南側です。ほぼ真南です。

左側の出入り口が、玄関の上のベランダ部分。

右側に見えるのが、パソコンスペース、カウンターです。

ついでにパソコンコーナーもご覧下さい。

ダイニングの方から見ますとこのような感じです。

リビングダイニング、キッチンを除いた広さは、15.07帖です。

吹き抜け部分がないほうが、2階の空間はスッキリしますが、仕方がない・・・。

キッチンのシンク前に立った時の吹き抜け部分の見え方です。

さてここからは、1階から見た様子です。

写真の突き当たり、西側も隣家が接近しております。

本当はもっと大きく、吹き抜けを設ければよいのですが、

建て主様のご家族構成とご要望を考えるとこれが精一杯でした。

写真でも少し見えていますが、壁紙は、素敵なお花の地模様入りです。

ご覧いただくとお解りのように、南側には、隣家がくっついて建っております。

左手前の引き違いサッシの左側方向が、旗ざお敷地の通路部分になります。

ガラス越しに、少し離れたところに、高層マンションも建っております。

季節、時間によっては、マンションの日陰にもなってしまい、日が全く入りません。

右側、突き当たり部分が、内玄関です。

玄関入って、すぐ大空間の1Fリビングがあるお住まいです。

 

 

posted by 野瀬有紀子

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