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小学校の音楽会に向けて
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今日(6月6日)は『楽器の日』です。
「芸事の稽古始めは6歳の6月6日にすると上達する」という古くからの習わしがあるそうで、1970年に全国楽器協会が制定しました。
楽器つながりということではないのですが私が小学生の頃の音楽会は二学期で、運動会が終わった後の時期でした。
全校合唱で「もみじ」を歌った記憶があります。
最近は6月に行われる学校が多くなりました。
運動会が終わってからの時期に準備をするのは忙しく大変、4月に新年度が開始してから合唱や合奏といった音楽活動を取り入れて学級運営や学級づくりに取り組みたい、学期ごとの行事の数のバランス、などの理由があるようです。
昨日は定期的にレッスンをしている小学校へ打楽器のメンテナンスの打ち合わせに行ってきました。
6月末の音楽会を前に、壊れているものがあれば直し、太鼓類のチューニングをしたりと、良い状態で音楽会をむかえたいという音楽科の先生の熱意に応えたいと思っています。
メンテナンスをする前に交換する部品を調べて当日までに用意しておかなければなりませんので、事前に一回は伺うようにしています。
時々不思議に思うのですが、熱心な先生がいる学校には楽器に関する予算が多く楽器の状態がいいように思います。
私が思う「熱心な先生」とは「コンクールで優秀な成績を上げる」先生ということではなく、「生徒と同じ場所にいて、同じ時間を過ごして、一緒に汗をかく」先生だと考えています。
朝や放課後の練習など授業や校務の忙しい中でもまめに生徒と一緒に汗を流し楽器や合唱の練習につきあっている先生方には自然に生徒たちは信頼していきます。
優れた音楽的能力や演奏技能を持っている大人よりも、一緒に練習につきあったり一緒に悩んだり、そのような大人のほうを子供たちは求めているように思うのです。
予算のことはたまたまかもしれません。例年通りの予算ではなく、例えば市町村自治体からの特別な予算が付いたりと何かめぐり合わせがあるように思うのです。
このコラムを書き終わったら頼まれたマレットの修理をします。
音楽会の練習も佳境を迎えているので子供たちが練習で使えるよう、急いで修理したいと思います。
私もがんばります。