おすすめコラム
最近の演奏会から(13) 窪田健志 パーカッションリサイタル
-
東京都新宿区にある東京オペラシティの主催によるリサイタルシリーズ「B → C バッハからコンテンポラリーへ」この演奏会を上田市で聴けるという幸運が舞い込んできました。
このシリーズ自体は前から知っており演奏される方々も新進気鋭の方ばかりで、大変評価の高い企画となっています。
今回は名古屋フィルハーモニー交響楽団首席ティンパニ・打楽器奏者の窪田健志さんのリサイタルでした。
上田にも大変縁のある方です。
22日(火)に東京オペラシティリサイタルホールでの本番があるためネタバレにならないように演奏会の中身については書きませんが「素晴しいリサイタルだった!!」とだけ記させていただきます。
(22日はチケット完売だそうです)
客席に入り開演前のステージにセッティングされた数多くの楽器を見ると否応なしに期待が高まります。
打楽器の演奏というと手で叩くイメージの楽器ではありますが、体全体の運動性や俊敏性が音楽表現に直接に影響されます。特に無伴奏のソロ曲では。
窪田さんの演奏のクオリティの高さは演奏技術はもちろんですが、音楽性、運動性、知性、エンターテイメント性等々を総合させたものになっており、ホール内の空間や空気といったもの全てを音楽に変えてしまうように感じました。
もちろん、打楽器の演奏はセッティングも重要な音楽作りの要素です。
なぜなら楽曲を深く研究しなければセッティングができないものですから。
東京オペラシティ リサイタルシリーズ 窪田健志 パーカッション 上田公演
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
共催:上田市(上田市交流文化芸術センター)、上田市教育委員会
協賛:日本生命保険相互会社
後援:信濃毎日新聞社、FM長野
日時:2016年 3月19日(土) 14時開演
会場:サントミューゼ 小ホール (上田市交流文化芸術センター)