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オリンピックの開会式と音楽
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もうすぐソチオリンピック・パラリンピックが開催されます。
開会式では開催国の伝統や文化などを盛り込み、過去、現在、未来という時間軸をも活かしたものとなっています。
競技と共に大変注目を集めるイベントです。
その中でも強く印象に残っているのは1984年のロサンゼルス。
当時の吹奏楽小僧の中学生の私には華やかなファンファーレ、何十人ものプレイヤーが横一列に並んだマーチングバンドのスネアドラムの一糸乱れぬステッィク捌きの映像に圧倒されました。
後に開会式の音楽を担当したのはジョン・ウィリアムズということを知り、そこからスターウォーズやインディジョーンズの音楽を聴くようになりました。
1996年のアトランタでの音楽「サモン・ザ・ヒーロー」もジョン・ウィリアムズが作曲し大好きな曲の1つです。
マーチングコンテストでも時々演奏されることもあり、アリーナでの演奏効果が高いように思います。
1992年のバルセロナでは開会式の中で坂本龍一さんがご自身で作曲された音楽を指揮する姿が日本でも放映されました。
2008年の北京ではピアニストのラン・ランも登場!
中国を代表する演奏家なので当然といえば当然でしょうか。
尚、この時の演出は映画監督のチャン・イーモウ。
冬季オリンピックでは1998年の長野です。
日本選手団は「信濃の国」が長野オリンピックスタジアムに流れる中での入場でした。
長野県民には粋な演出!
小澤征爾さんの指揮でベートーヴェンの第九を衛星中継によって世界各地を結びながら演奏されたのも強く記憶に残っています。
オリンピック中の長野は普段の長野とはまったく違った雰囲気でした。
表彰式は競技会場でおこなわれたのではなく長野市の市街地の中心地に表彰式会場を設営し、全競技がそこでおこなわれました。
スキージャンプ団体で金メダルを獲った日の午後、何も知らずにたまたま市街地にいた私は(仕事です。午前から出かけていました)、何が起こったかわからないまま異様な盛り上がりの渦の中にいました。
さて2月7日の開会式はどんな演出になるか? 楽しみです。