
大野 萌子
オオノ モエコ面接での前職退職理由について
キャリア・仕事 転職・就職 2014/01/26 12:56お世話になります。
現在、小さな会社で経理を含む事務全般に従事しています。
慢性的な赤字経営です。
そんな状態でも、改善する強い意思が経営者始め管理職にあれば、私も何とか力になれるよう頑張ろうろと思うのですが、いつ潰れても仕方ないと思っていること、改善案を打ち出しても、やっても無駄と彼らが諦めているのが嫌で、転職を考えております。
(将来の不安も当然ありますし。)
次の就職先で面接する際、前職の退職理由はどのように説明したらよろしいでしょうか?
上記を正直に伝えても、企業の悪口にしかならないような気がします。
私自身、「どうすれば改善できるか?」と思案し、私の立場でできることをやってきた自負はあります。
ただ、彼らの意識改革に繋げることはできませんでした。
明らかに力不足だとも思います。
結果を出すことができませんでした。
私は、「会社のために」働いてはおりません。
「自分のために」働くことにより、その結果が「会社のために」なるものだと考えております。
こういう思想は、企業では敬遠しますでしょうか?
お力を頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
gomeさん ( 北海道 / 女性 / 44歳 )
離職理由 マイナスでもプラスに!
- ( 5 .0)
gome様こんにちは。
キャリアコンサルタントの大野萌子と申します。
「転職する場合に、面接での前職退職理由について」に関して回答させていただきます。
現在の職場に、将来の不安を感じ、また現状打開の解決策を積極的に行わない経営陣の考え方に、
あなた自身のモチベーションが保てない状況なのですね。
そういった状況の中で、仕事を辞めて次の就職先で、前職退職理由をどう説明するべきか。
【正直に伝えても、企業の悪口にしかならないような気がします。】
確かにそうとられるかもしれません。マイナスの要件は、印象を悪くしかねません。
【私の立場でできることをやってきた自負はあります。】
ここは、大いに伝えるべきポイントです。
「こんなことがあって辞めた」のではなく、
「もっとこんなことがやってみたかった」「こんなことに興味を持っている」
とプラスの気持ち伝えることが大切です。
チャレンジしたい気持ち、ステップアップのために転職を考えたことを表現できるといいですね。
虚偽をしてはいけないと思いますが、見せ方を意識して下さい。
例えば、性格の短所であっても、長所にも取れる伝え方をすることが重要です。
せっかちで見切り発車⇒機転が利き行動が早い
というような具合です。捉え方を変える方法で、リフレーミングといいます。
このようにデメリットをメリットに感じられる伝え方や、
メリットをよりメリットにする伝え方が面接では大切です。
面接は、自分の良さをアピールする場なのですから。
あなたの「職務上の権限や立場に応じてやるべきことをやれる」
というのは、大きな利点です。
どのくらいの期間お勤めだったのでしょうか。
具体的にどんなことをどんなふうにやってきたのかを伝えられるといいですね。
経理を含む事務という事は、多岐にわたっての細かい業務があったことと思います。
その中では、パソコンスキルや予定調整、クレーム処理、コミュニケーション能力も
培われたのではないでしょうか。
例えば、
書類のフォームを変えた⇒書類改定を実施し業務のスピードアップに貢献した。
パートの従業員と二人で作業した⇒部下育成・指導に関わり、チームワークの能力を身に付けた。
など、あなたの具体的な経験や実績をもとに、
新しい就職先でどんなことをしたいか、自分のどんな能力が活かせるかをPRすることが、
ステップアップ転職への成功に繋がると思います。
その為には、面接を受ける企業のリサーチは必須です。
【私は、「会社のために」働いてはおりません。
「自分のために」働くことにより、その結果が「会社のために」なるものだと考えております。】
素晴らしいと思います。
自分を大切にする人は、人のことも大切にできます。
ただ、そのまま伝えずに見せ方を意識しつつ、ご自分の気持ちにしっくりくる伝え方を
検討してみてはいかがでしょうか。
就職先に対しての意欲、そして素直で謙虚な姿勢が、好印象を与えると思います。
一つの方法として、あなた自身が考える為のお役に立てたら嬉しいです。
よりよい未来をお祈りしています。
評価・お礼

gome さん
2014/01/27 20:54
こんばんは。
早速のご回答、ありがとうございます。
表現の仕方によっては、同じ事を言っても伝わり方が全く違いますものね。
よくわかります。
過去に何度か面接を受けて、不採用になるたびにもっと積極的に自分の意思を伝えたほうが良かったのでは・・
と、思うことが度々ありました。
でも、不採用になった理由は別のところにあったのかもしれません。
「見せる自己アピール」を勉強していきたいと思います。
ありがとうございました。