酒井 正人
サカイ マサト広いリビングの使い方について
住宅・不動産 インテリアコーディネート 2008/07/10 11:55賃貸住宅への引越しを考えています。今悩んでいる物件の間取りは1LDKで、LDK部分が30畳、寝室として使う部屋が6畳です。物をあまり置きたくないのですが、収納が少なく、寝室も狭いため、リビングに収納家具を置かざるをえません。せっかくの広いリビングなので、広さを感じられるようにしたいと思っています。広さを活かした家具の配置方、圧迫感の少ない収納家具の選び方についてアドバイスいただければと思います。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
広さを活かした家具配置について
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。
賃貸住宅ということで、できることが限られてくると思いますが、幸い広いリビングスペースがありますので、収納力を重視する場合は、おもいきって「収納スペース」を確保ですることで快適な暮らしが実現できると思います。 ご質問のような広い空間がある場合は、たくさんの収納家具をレイアウトすることより結果として広々した空間が活かせると思います。
6畳の寝室には、ベットをレイアウトすると他には余裕はないと思いますので、30畳のLDKスペースで考えてみます。 おそらくキッチンスペースを除いても25畳程度はあると思いますので、リビングスペースの一部を3畳程度、高さのある(H180センチ〜200センチ)収納家具(システム家具など)で間仕切り、空間をセパレートしてしまいます。
収納スペースとして確保した3畳程のスペースは、リビングからは直接見えないため使い勝手や収納力を優先し、ラックやハンガー、本棚などをレイアウトして「収納庫」にします。
リビングスペースに面する部分は、たとえばTVボードにするなどデザインや快適性を重視して考えてみます。 ご予算にもよりますが、長く使うことを考えれば、その間仕切り収納(TVボード)をオーダーして自分オリジナルの家具をつくることもオススメ致します。 「置き形」仕様でデザインすることで、レイアウト変更やお引越しにも対応できます。
写真はリビング側をTVボード、反対側(書斎として利用)を本棚としてデザインした両面使いの間仕切り収納の事例です。