小岩 和男(社会保険労務士)- コラム「(7)再雇用制度の導入プロセス(続き)」 - 専門家プロファイル

小岩 和男
約20年の総務経験を活かし、企業の人事労務を完全バックアップ

小岩 和男

コイワ カズオ
( 東京都 / 社会保険労務士 )
日本橋人事賃金コンサルタント・社会保険労務士小岩事務所 代表
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(7)再雇用制度の導入プロセス(続き)

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60歳以降の賃金設計 60歳以降の賃金 2007-04-17 15:11
前回お話した、再雇用プロセスのポイントは、1.の50代半ばでのヒアリングにあると考えます。

この時期は、定年後の人生設計を考える時期です。定年後、働くかどうかの意志(再雇用・他社での雇用・自営など)・働く場合の勤務状況(労働時間・賃金)の希望等を、ヒアリングしていきます。

漠然と考えていたものが、ここで人生設計という姿になりますのでぜひ実施することが望まれます。
 その際、社会・労働保険に関する情報(研修)や自社での退職金制度(企業年金など)の説明などもご一緒にすることが肝要です。

会社にお勤めの方は、条件を満たすことにより60歳を過ぎますと年金の受給が可能になりますが、賃金の額によって減額などがあるんです。
また雇用保険に入っている方で、条件を満たすことで、再雇用時の賃金額によっては給付金が本人に支給されることがあるからです。

また、当然自社で退職給付制度があるところでは、その内容を詳細に説明しておかないとトラブルのもととなりかねません。
こうした情報を基に、全てを勘案して設計することが会社と従業員本人にとっての最善策になります。
2.以降のプロセスをスムーズにするためにもぜひ実施されることをお勧めいたします。
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