小日向 るり子
コヒナタ ルリコグループ
バカボン一家は共依存
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「共依存」という言葉を聞くと、みなさんはどのようなイメージを持ちますか?
精神医学的な意味としては、共依存とは人間関係そのものに依存するというアディクション(嗜癖・依存症)のことをさします。
具体的に言うと、自分自身を大切にしたり自分自身の問題に向き合うよりも、身近な他人(配偶者、親族、恋人、友人)の問題ばかりに気を向けてその問題の後始末に夢中になるという状態です。
共依存という言葉を知らなかった方でも、このような状態にいいイメージを持つ方は少ないのではないでしょうか。もちろんカウンセリングの世界でも、共依存状態からは脱するような「気づき」を与えるカウンセリングを心がけることが一般的です。
でも、私は間違えないで欲しいと思っていることがあります。
それは、お互いがお互いのために生きることを否定しているわけではないということ。
問題は、「そうした日常がお互いにとって幸せを感じることなのかどうか」ということなのです。
例えば、バカボンのパパとママってとても共依存のにおいがします。
というか、さらにバカボンのパパって今でいったら何らかの発達障害の診断がつけられそうな・・ ・
でも、「これでいいのだ」とパパはいう。
そしてママもバカボンもはじめちゃんもご近所の方たちも、そんなパパが大好きです。
だからこれは傍から見て共依存だろうが、パパが障害をもっていようが関係ないんですよね。
みんな楽しそうじゃない?
だからほんとに「これでいいのだ」なのです。
人と人の距離感は本当に難しいです。
この距離感がうまくつかめずに悩みの渦にいる方は多いと思います。そこで、自分と相手の関係を色々と調べたりして「共依存」という言葉にたどり着き、さらに悩みを深くしてしまったりしていませんか?
言葉とか定義はあくまでも机上の理論です。
バカボン一家を見習って「だって楽しいんだもん!幸せを感じるんだもん!!」という感覚を一番大切にしていきましょう。
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