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反省していないことがみてとれる舛添都知事
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2016-05-21 17:24
会見では謝罪していますが、実は全く本心ではない。それは、彼の言動に現れています。
人間は感情が高まると、汗をかいたり、瞬きの回数が増えたりします。
時には赤面したり、目が泳いだり、呼吸が荒くなることもあります。
1度目の会見で「他に問題はないと思う。」と答えて、即座に公私混同した支出が出て来れば慌てるはずです。
例えば、猪瀬元都知事が収賄容疑で5000万円が入らないカバンを前にアタフタしていたのを見れば、猪瀬さんが本当に慌てていたことはわかります。
ところが、舛添都知事は二回目の会見では、「厳しい第三者のチェックをしてから。」と、頑なに回答を拒否。
個人的な倫理観の問題すら答えずに、同じ言葉を2時間繰り返しました。
もし、申し訳ないという感情があれば、汗をかいたり、目が泳ぎます。
ところが、一回目より声が小さかったとはいえ、時折イラついた表情をしたり、明らかに身を守ることだけを考えています。
謝罪は形式だけです。
また、第三者に厳しくチェックしてもらう基準を明確に言わない点も確信犯です。
今の法律でいえば、舛添都知事の使い方は違法ではありません。しかし、倫理的な観点から見たら、公私混同でアウトです。
おそらくは、法律的なチェックをするだけで修正して逃れようと計画しています。
会見で話さないのは、失言を防ぐためです。都知事を継続する気満々です。
そこまで計算しているため、感情はなく単なるロボットのような回答を繰り返していたのだと思います。
こういう行動は詐欺師に多く、少しほとぼりが冷めると再び同じことを繰り返します。
ただ、舛添都知事は頭が良いので、違う方法での消費方法を編み出すかも知れません。
いずれにしろ、反省していないことがはっきりわかる謝罪会見でした。