堀江 健一
ホリエ ケンイチお金を使う罪悪感
心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2016/04/02 15:58私は、お金を使った後に、罪悪感にさいなまれることがよくあります。
例えば本を買ったときや、自分がしたいと思ったものや食べたいと思ったものにお金を使うと、どうしても嫌な気持ちになります。
お金がないから仕方がないのですが、お金があれば解決するのにと、不安に拍車がかかってしまいます。
このままだと、お金があっても罪悪感から解放されない気がします。お金に罪悪感を感じないようにするにはどうしたら良いでしょうか。
マイトさん ( 長野県 / 男性 / 26歳 )
自分にお金を投資する意義
初めましてカウンセラーの堀江と申します。
自分のために必要な物を買うのにも罪悪感が伴ってしまうのでは、大変精神的に不自由で、不健康な状態になってしまわれることでしょう。お辛いですね。
そのように、自分のためにお金や、自分のために遊びの時間を使うことなどに罪悪感を感じてしまわれる方は、クライアントさんの中にも結構多くおられるものです。
自分に対してご褒美をあげられないのですね。
自分に対してご褒美をあげられるほど、自分は別にがんばっていない。
何か人の役に立つようなこともしている気がしない。
自分を喜ばすようなことをしても、将来的に役に立たず、無駄なことなのではないか?
そのようなお気持ちが強いのではないでしょうか?
あるいはご両親が、経済的にはあまり余裕が無いと言うイメージが強くて、お父さんお母さんが苦労しているのに、自分だけお金を好きに使ってしまっては申し訳ないと思われているとか。
いずれにせよ、自分には、自分に対してお金を投資するだけの意義がある、というような自己肯定感が低いと言う事があるように思います。
逆に言えば、「何とかして早く自立して、世の中にとって有意義な自分になりたい」と焦ってしまわれているのかも知れませんね。
そういった「お金」に関する心情は、単に表面上の象徴的なキーワードであって、マイトさんの深層には、自分の価値観に関わるような心理が働いておられるのだと思いますので、どんな深層心理が働いてしまわれているのか探っていく必要があるように思います。
罪悪感と言うのは、非常に人を精神的に蝕んでしまう感情な物です。
自分の気持ちが、「自分の好きなものを食べて、それが活力になって、勉強する気力にもなる。だからお金を使って食べたって良いのだ!」と思え、お金を使う正当性を主張できるようになれば良いのですが、もし、一人ではそのようなお気持ちに割り切れないようでしたら、カウンセリングなど受けられて、マイトさんの深層心理から変容していけるようになられると良いのではないかと思います。
ただ、カウンセリングを受けるにもお金がかかるわけですから、罪悪感と戦う勇気が必要となってしまうと思われます。
しかし、自分の将来のためにも、自分の深い心理を見つめていく事は、かならず有意義なものとなることでしょう。
ご自分のことを信じてあげられると良いですね。