堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- Q&A回答「自分が何を感じているか?を少しでも深く見つめて見て下さい」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります

堀江 健一

ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
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薄情者と言われます。

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2014/08/26 20:51

高1女子です。

私は、小学校6年の時に通っていた塾で、あまり大したことないのですが、無視されていたりしました。
学校には友達もいたのですが、その時はとても辛かったのを覚えていて、忘れたいけど毎日のように思い出してしまうんです。

また、それ以来薄情とか、冷たいとか言われるようになりました。
みんなが悲しくて、または感動して泣く場面でも、全く悲しくないし、感動しないんです。
どうして泣かないのかと聞かれたこともありますが、泣くほどでもないから泣かないんです。
また、数人と話していて、ここ笑うとこだな、って時がわからず、人が笑ってるのを見て笑う事が最近増えました。

なんか、昔と違うなって思っています。
どうしたらいいですか。

亜希さん ( 千葉県 / 女性 / 27歳 )

堀江 健一 専門家

堀江 健一
恋愛アドバイザー

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自分が何を感じているか?を少しでも深く見つめて見て下さい

2014/08/27 12:54

亜希様
初めまして堀江健一と申します。
大したことない事と思われていらっしゃりながらも、毎日のように思い出してしまわれる位ですから、小学校時代の出来事は、さぞ辛い体験だったのではないでしょうか?

いじめなどもそうですが、大人でも子供でも、「耐えがたい辛い体験」をすると、それ以上「辛い」と思わないで済むように、感情を感じなくさせてしまう働きが、脳にはあるようです。自分を守っているのです。
カウンセラーは良くその事を「自分にフタをしてしまう」という表現をします。
「心を閉ざしてしまう」と言う言い方も、一般的にはしますよね。

その様な場合、「辛い」感情だけが感じなくなれば、便利なものなのですが、残念ながら感情全体が鈍くなってしまいます。
しかし、鈍く、感じにくくなってしまうだけで、けして感じる事が無くなってしまうわけではありません。

まさに、自分では「あまり大した事がない」と意識している出来事でも、脳の深い部分では無意識的に「毎日のように思い出してしまう」ような現象が起きてしまうのですね。
そのような出来事を、「トラウマ」と心理用語では呼んでいます。

悲しくもないし、泣きたくもないし、笑うほど可笑しいと思える感情も、フタがされてしまっているのだと思います。もしかしたら「怖い」という感情も。

相手に「同情」するような気持ちが浮かばなければ、当然相手の気持ちに添った言動をする事はできないでしょう。「薄情者」と呼ばれてしまうのもそうした理由があるせいだと思います。

亜希さんは、その辛かった時に、誰かに同情されたり、助けてもらったり、慰めてもらったりは出来なかったのでしょうか?

もし無かったとしたら、誰よりも同情と救いを求めているのは、まだ小学校6年生の亜希さん自身かも知れません。

以前の心理療法では、その辛かった時の事を思い出し、感情を出すことで立ち直るというやり方が主流でした。
今でもそうした方法は有効かと思いますが、人によってはその思い出が辛すぎることもあり、返ってより辛い思いをさせてしまう事もあります。

もし私がカウンセリングを受け持ったとしたら、何度かカウンセリングを行う中で、ちょっとした日常のエピソードを語ってもらい、徐々にあなたの感情に訴えかけるような質問や話題をしながら、自然と「フタ」が開いて来るような方法と、両方見計らいながら行う事になるでしょう。

何にせよ、あなたが「昔と違うな?」というような違和感が、以前の自分を取り戻す大切な鍵となるように思いますので、なるべく「自分が何を感じているか?」を少しでも深く見つめてあげて見て下さい。

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