福味 健治(建築家)- Q&A回答「専門家でも見解が分かれるでしょうね。」 - 専門家プロファイル

福味 健治
木造住宅が得意な建築家。

福味 健治

フクミ ケンジ
( 大阪府 / 建築家 )
岡田一級建築士事務所 
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軟弱地盤の表層改良工法

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/10/11 13:51

【背景】
新しく分譲された土地を購入し、スウェーデン式サウンディング試験により、7mほどの鋼管杭が39本の地盤改良工事が必要となりました。

いざ、地盤改良工事がはじまると、深さ60cmのところで、ヨウ壁の一部が、土地の底面に底皿として折入っていることがわかり、端っこの一列の5本の鋼管杭をあきらめ、表層改良工法となりました。

【質問】
他34本は鋼管杭にて対応、一列5本のみ表層工法で、さらに軟弱地盤と聞いています。
将来、この表層工法部分だけが地盤沈下するのではないかと心配しています。
(その場合、家に亀裂が入るなど)

この方法は適切なのでしょうか?
今回、建築にあたり財団法人の瑕疵担保保証には加入済みです。

よろしくお願いします。

SPRING-AUTUMNさん ( 神奈川県 / 女性 / 27歳 )

専門家でも見解が分かれるでしょうね。

2008/10/12 08:32

計画中の建物は木造なのでしょうか?それとも他の構造ですか?

建物が地盤に掛ける負荷によっても結果が異なります。
また、今回の様に地中障害や、一部切り土・一部盛土の可能性のある土地はもう少し
お金を掛けて調査される事をお勧めします。

異なる方法で建物を支持する事は、地震時に均一に揺れてくれない可能性を残します。
ご懸念されている通り、基礎が割れてしまう可能性があります。
私なら、杭の端の一列を当てにせず、基礎の補強を考えます。

充分に調査されての結論が、今回の様な処置でしたら、それに従うしかないでしょうが
文面からは、杭が打てないので安易に表層改良にしたという、印象を強く受けました。

加入されている保証機構の見解はどの様なものなのでしょう?

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