大間 武
オオマ タケシ必要な貯蓄額と適切な運用方法は?
マネー 家計・ライフプラン 2007/06/13 02:202年前に離婚して独り暮らしをする女性です。年収は手取約1400万円。都内に自分名義のマンションを購入して居住し年利2%(10年間固定)のローン残高が約2700万円ありますが、今後5年間で繰り上げ返済をしてしまおうと考えています。不動産はこのほか親が時々泊まりに来る20坪程度の都心の築浅のマンション(3500万円程度)があります。現在の貯蓄額は約400万円の銀行預金と、年利4%固定の米ドル建て積立式生命保険を年に2回、1万ドル強ずつ(年間で2万ドル強)払い込み、現在累計6万4000ドル(約770万円相当)まで来ています。55歳で払い込み終了の保険ですが、途中で払込を止めて保持することもできるのでこのまま続けるべきか、それとも為替リスク等を考えて分散投資すべきかで悩んでいます。生命保険はこのほかに終身+医療保険を年間12万円強払っていますが、若い頃に入ったこともあり負担は少なく、保険自体はこれで十分かと考えております。
親の介護など経済的負担はありませんが、兄弟もおらず厚生年金も当てにならない時代なので、この先一人で生きていくのをとっても不安に思っています。今後も仕事を続けていく予定ですが、保険も入れて年間約500万円程度の貯金が妥当なのかどうか(もっと節約すべきか)また現在の運用方法に問題がないか教えていただけないでしょうか。
kumi2007さん ( 東京都 / 女性 / 43歳 )
先を見据えて今から準備を行いましょう。
kumi2007さん、ご質問ありがとうございます。
ファイナンシャル・プランナーの大間です。
ご質問の件ですが、
☆「保険も入れて年間約500万円程度の貯金が妥当なのかどうか・・・」
につきましては、
なかなか金額だけで善し悪しは難しいものです。
もちろん家計が赤字の場合は改善が必要であることは明白ですが、
kumi2007さんはそうではありません。
・この年収を得るため
・今後も年収を伸ばす
・年収を伸ばす可能性がある場合で
必要な自己投資や交際費であれば
これは有効な必要経費になるでしょう。
どんな場合でも有効なのは、
本当に必要な投資であるかどうかのチェック・確認は
常にしておくべきです。
☆また、「現在の運用方法に問題がないか・・・」につきましては、
運用のバランスや資産全体に占める不動産の割合が多いので、
今後の生活の方針とともに資産バランスや運用についても考えてみましょう。
この機会にリタイアした後のライフプランを考え、
「今」というチャンスを逃すことなく、
楽しく・安心した生活を送る準備を一日も早く始めましょう。