大間 武
オオマ タケシ退職金は住宅ローン返済か、貯蓄・投資か。
マネー 家計・ライフプラン 2007/07/16 03:13家族構成は、夫52歳、妻49歳、長男13歳・中2の3人です。
取締役就任のため退職金が1,500万円支給されました。
住宅ローンは、平成13年に2,000万円を借り、1年後に100万円を期間短縮の繰り上げ返済をし、現在残額1,370万円、利率1.8%(変動金利当初1.55%)月額返済98,214円、賞与返済なしで、あと13年あります。貯蓄は、定期預金が100万円です。このまま住宅ローンを継続した場合、月々25〜30万円、賞与で年間100万円程度貯蓄可能です。住宅ローンを返済しようか、貯蓄・投資をしようか決めかねています。今まで積極的に貯蓄・投資をしたことがありません。アドバイスをお願いします。
WINDさん ( 東京都 / 男性 / 51歳 )
貯蓄額が増えてからの返済で良いと思います。
WINDさん、ご質問ありがとうございます。
ファイナンシャル・プランナーの大間です。
まずは、取締役就任おめでとうございます。
企業の経営者としての責任とやりがいが
一層高まってきているのではないかと思います。
さて、ご質問の住宅ローン返済か?貯蓄・投資か?についてですが、
☆現在の貯蓄額が100万円と少ないこと。
☆お子さんの教育費がこれから多額になること。
☆住宅ローンの金利が低いこと。
☆仕事をリタイアした後の生活の準備。
☆取締役は正社員ではなく役員であるため雇用の保障がない。
などの理由からしばらくは住宅ローンの繰上げ返済は行わず
家計の貯蓄額(体力)を増やし、年間生活費の数年分を
確保できるようにしましょう。
取締役は責任も大きいですし、年収も高いですが
その反面、社員でないため辞任・解任の時点で無職になってしまいます。
今回の退職金をはじめ、毎月の収入からも確実に貯蓄を行い、
家計の体力をつけましょう。
資産運用の内容につきましては、投資もある程度はあっても良いですが、
リタイアまでの年数もそれほど長くはなく、ライフプランとの兼ね合いもあるため、
安全性の高い商品を中心に運用を行うことをオススメします。
また、ぜひ早いうちにライフプランとキャッシュフロー表の作成もオススメします。
今回、企業の経営者の一人となられたのをきっかけに
家計も経営という視点で見てみてはいかがでしょうか?