
荒川 雄一
アラカワ ユウイチ長期分散投資の考え方について
マネー お金と資産の運用 2009/03/30 18:15こんにちは。いつも勉強させていただいています。
主人40歳 妻40歳(パート)子ども(12歳・9歳)の家族です。
老後資金のつもりで、6種類のインデックスファンドの投資信託で積立をしています。(昨年10月から開始)
主人が、日本株式 4万
外国株式 2万
外国債券 4万
私が、日本株式 3万
外国株式 2万
外国債券 3万 です。
我が家のポートフォリオは、まだまだ定期預金の割合が多いので、少しずつ様子を見て投資にまわしていきたいと考えているのですが、
投資する額を増やす場合、今の投資信託(インデックスファンド)の額を増やしたほうがいいのか、それとも、新しくバランスファンドや新興国のファンドを加えたほうがいいのかで迷っています。(中国の投資信託は1つ持っています)
あまりファンドを増やしても管理が大変な気がしますし、先生方のお考えをお聞かせいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
あき99さん ( 群馬県 / 女性 / 41歳 )
外貨建ての積立投資も検討してみましょう。
はじめまして!“あき99”さん。
国際フィナンシャルコンサルタントの荒川雄一です。
さて、ご質問の内容を拝見しましたが、すでにドルコスト平均法を用いて毎月積立投資をされているとのことですが、現状のように「価格変動」の激しい市場環境においては、賢明な選択ではないかと考えます。
ただ個別銘柄がわかりませんが、複数の金融商品で積立投資を行う場合には、各カテゴリーの「相関係数」なども考慮されたほうが良いでしょう。特に昨今の市場動向では、日本を含む主要国の株式市場の相関性はかなり高くなっています。
従って、上がるときには揃って上がるかもしれませんが、下げ局面においてはまた同じように同時に下げに転じることがあるので、配分するときには注意が必要といえます。
私が、お勧めしたいのは、外貨建てによるドルコスト平均法を用いた海外分散投資の併用です。特に、基軸通貨である米ドルやユーロ建ての海外ファンド(外国籍の投信など)の中には、日本の投信より運用実績の良いものが多く存在します。
また、私が外貨運用をお薦めする理由は、
1.日本では購入できない優良ファンド(投資信託)に投資が可能
2.国際的に見て「円」の価値は下がっており、日本の財政事情を考えると、将来「円」だけの資産を積み立てるだけでは不安が残る
などが挙げられます。
具体的には、日本円で3万円程度から米ドルやユーロでの積立投資ができますので、現在の円建ての積立投資と平行してされてはいかがかと思います。
ご興味があれば、以下のHPをご覧ください。
http://www.ifa-japan.co.jp/fund/products1/fpi.php
また、海外分散投資による「ポートフォリオ運用」にご興味があれば、以下のメールマガジンや書籍をご参考としてください。
http://archive.mag2.com/0000121186/index.html
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=9306&c=9784408107462