
荒川 雄一
アラカワ ユウイチ目標アセットアロケーションの年齢に応じた見直し
マネー お金と資産の運用 2008/08/20 14:251)若いほどリスク許容度は高いと思います。よって、同じ人でも、目標とするアセットアロケーション(資産配分)は、年齢によって見直していくことが必要でしょうか。
2)もし、そうだとすると、見直し時というのはいつでしょうか。何年おきがよいのか教えてください。
3)また、目標アセットアロケーションを見直した際、実際の資産について大幅なリバランスも必要になりますよね(?)。その方法を教えてください。
というのは、例えば、40歳で「日本株50:日本債権0:外国株40:外国債券10」というアセットアロケーションにしていて積立投資を行い、50歳で、「日本株10:日本債権50:外国株10:外国債券30」と目標を見直す場合、実際の資産でも、日本株・外国株を減らし、日本債権・外国債券を増やし、目標に近づくようリバランスの作業となります。しかし、日本株・外国株といったリスクの高い投資を若いときにできるのは、保有期間が長期になることで、リスクを減らせるという理由から。にも関わらず、ここで売却してしまえば、「保有期間が長期になる」ことを台無しにしてしまいます。
で、アセットアロケーションの見直しが必要なのはわかっていても、実際にどういう方法で資産をリバランスするのだろうか、という疑問がわきました。よろしくお願いします。
atashiさん ( 神奈川県 / 女性 / 44歳 )
すべては、「プランニング」次第です!
はじめまして!“atashi”さん。
国際フィナンシャルコンサルタントの荒川 雄一です。
さて、アセットアロケーションについてのご質問ですが、まず資産運用においては、最初に「運用目的」「運用可能期間」「目標リターン」そして、「リスク許容度」などを勘案してプランニングを行う必要があります。
その上で、一般的に行われるのが、「ポートフォリオ運用」です。
その際に、最も「ポートフォリオ」を効率よく運用させるために行うのが、アセットアロケーションと言えます。
従って、ご指摘のように、若い時期に比べ、年齢が上昇するほどリスクを低減させるというのは「一般論」ではありますが、現実的には、各個人個人の「プランニング」に基づき、見直しを行うべきでしょう。
運用を行っている「ポートフォリオ」が目的に合致しているものであれば、定期的にチェックを行い、リバランスを行うことになります。
見直しのタイミングは、どのような金融商品で運用されるかによって、一概には言えませんが、年1回程度はチェックを行い、必要があればリバランスを行うということになると思います。
いずれにしても、まずは、「目的」に合致したプランを構築することが、最も重要と言えます。
目的をもった“ポートフォリオ運用”にご興味があるようでしたら、「個別コンサルティング」も行っておりますので(面談、お電話可能)、一度ご活用ください。
https://www.ifa-japan.co.jp/form_mail3.html
“資産運用”は、きちんとした「プラン(計画)」を立てる事が最優先課題です。