白金のレジデンスのリノベーション、ご依頼頂いてからプランニング期間から工期を含め、約４ヶ月で完成致しました。



カーペットからフローリングへ。





ガラスのパーテーションを取り除き、カーテンを施したビフォーアフター。





240平米の３LDKなので、リビングが70平米、２バスルーム、３つのトイレ・・・の豊かな空間です。

お客様は既存の洗面化粧台を交換することを望んでいらっしゃいましたが、既存の洗面化粧台はコンクリートの下地で出来上がっています。



これだけの躯体を解体すると、相当な騒音が発生するため、管理組合に許可を得る必要があります。

とはいえ、申請。

すると、組合では既に同様の要望を提出している方が多いようで、騒音が出る日程を事前に通達するという条件で許可頂けました。



とはいえ、３カ所の洗面化粧台。浴室も在来工法で、なかなかスキルの高さを求められるリノベーションです。


在来工法、しかも一度リフォーム済の様子、既存のタイルが２枚貼ってある状態ですので、その２枚とも剥がして、左官補修をしてから新規に貼り直す、というご要望。

他国でお持ちのレジデンスで、既存のタイルごと２枚目が剥がれる経験をなさったようで、一枚目のタイルが剥がれることは打音検査にてない、と判断しておりましたが、ご要望を満たすため、一枚目も剥がしました。



グレーの部分がこれからはつるところ。黄色い部分がはつった後です。




その後、左官補修、防水、保護モルタル、そしてタイル工事、という工程を経て、浴室のビフォー&アフターがこちら。







ちょっと工夫したこともあります。
縦軸回転の押し出し窓のため、網戸が付かない・・・と言われていた窓に、中央に柱を立て、中央寄せのプリーツ網戸を用いることで虫の侵入を防ぐことが出来る窓に改良出来たりもしました。




香港の、ペニンシュラホテルのカーテンを縫製した方々と、採寸やオーダーでコラボすることが出来ました。

輸入カーテンのため、縫製後の防炎加工の処理や、簡易梱包故のしわ伸ばし、などに手間取りましたが、既存のカーテンボックスにお客様のご要望のスタイルを重ねる、というテーマもクリアすることも重要な課題でした。








お客様の細かな、ご要望に添ったリノベーションを完成することが出来て幸いです。

弊社で最も力を入れている製作もののひとつ、オリジナルの建具。
ウレタン塗膜塗装で艶を７０％に指定した、ホワイトのドア。ステンドグラスはガラス挟み込みのお手入れがらくちんなものをセレクトし、４４キロの重量に耐えうる蝶番をセレクトし、枠から造作しました。



力を入れている、もうひとつが、オーダー家具。建具と同じ塗装を施し、ラグジュアリーな雰囲気が出せるよう、つまみなどにもこだわって、デザインしました。




さらに、床のこだわった施工。同じ単色の床で仕上げるより、こちらのように、ポイントを加えた方が空間が引き立つ、と思った場合、３Dでご提案し、このように施工させて頂いたりもしております。





入居前のリノベーションは、住まったことのない空間に手を入れるという、ハードルの高い想像力が必要な作業です。

弊社スタッフ全てが、そのお手伝いが出来たら大変嬉しい、と日々考えています。

無理難題を、現実に・・・。
それが、弊社のキャッチフレーズ、『ただ直すだけですか？・・・それともこだわりますか？』に繫がると思っております。