Tweet
安藤忠雄氏設計の「表参道ヒルズ」
77
表参道沿いのケヤキ並木の高さを超えないように配慮された低層なつくりと長い間口が特徴的な｢表参道ヒルズ｣｡
同じ『ヒルズ』でも､六本木ヒルズやアークヒルズ等と比べるとあまりにも低層で驚かれた方も多いのではないかと思います｡
表参道ヒルズは築80年の同潤会青山アパートを取り壊した跡に建設され平成18年2月にオープンしました｡
設計はあの安藤忠雄氏です｡
敷地は道路に挟まれた細長い土地の為､斜線制限により高層建築を建てるには難しい土地でした｡
この建物､地上低く抑えられた最高6階に対して地下も6階まであります。
行かれた方は､おわかりかと思いますが､地上3階から地下3階まではブランド店の店舗となっていて､内部はドーンと6層分の吹き抜け構造になっており､そのまわりでは｢スパイラルスロープ｣と呼ばれる通路がらせん状につながっています｡
表参道の傾斜にあわせ､床をスロープ状に傾斜させているので､通常の床に比べ変わった感じがします｡
低層部分の同潤館(写真)では､｢同潤会青山アパート｣が再現されて当時の面影を醸し出しています｡
（撮影/ 後藤 一仁）
■『東京で家を買うなら』→ http://www.amazon.co.jp/dp/4426118581/
後藤 一仁の新着写真・作品
新着写真・作品
一覧
