- 和久井 海十
- セルフメディアエイジェント
- ITコンサルタント
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
おはようございます。
ワクワクの和久井です。
しばらくLINEのお話しが続きました。
やはり短期間での1億ユーザー突破はインパクトがあるようで、紙媒体、ネットメディアでの露出が増えていますね。
LINEフォンの可能性なんかも語られているようです。
LINEフォン、打診はあるが今はできない ユーザー1億人突破!キーパーソンが語る裏側(LiveDoor NEWS)
LINEの躍進は確かに要注目ですが、未成年者の利用も多いだけに、セキュリティ、危機管理には充分注意を払いたいですね。
これは何もユーザーとして利用する側だけの話ではありません。企業がソーシャルメディアを使ったマーケティングを展開する際に言えること。
新しい技術を使った新しいコミュニケーションですから、これまでは思ってもみなかったリスクが顕在化する可能性があるのです。
「ソーシャルメディアの危機管理」まだまだ続けますよ。
前回はソーシャルメディアの抱える3つのリスク因子についてのお話しをしました。
SNSリスクの3大要因
1 一般従事者によるリスク
2 企業の施策によるリスク
3 ユーザーの声によるリスク
の3つですね。
今日特に考えたいのは、一般従事者によって生じるリスクについてです。
正社員や派遣、契約社員、パート、アルバイトなどの言動によって世間を騒がせてしまうケースがこれです。
最近頻発しているのがこの手のニュースで、昨日も医療系専門学校に通う女子生徒が研修先の病院で、サッカーJリーグのサンフレッチェ広島(今季の優勝チームですね)のエースストライカー・佐藤寿人選手のカルテを見たと書き込んで、大変な騒ぎになったという記事が紙面を騒がせました。
「寿人のカルテ見た」投稿 広島の専門学校生 (中国新聞)
トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校(広島市中区)2年の女子学生(20)が、研修先の広島市安佐南区内の病院でJ1サンフレッチェ広島の佐藤寿人選手のカルテを見た、と短文投稿サイト「ツイッター」で書き込んでいたことが20日、分かった。
つぶやき自体は「佐藤寿人のカルテみてみた」「住所とか電話番号とか」などカルテの内容までは踏み込んでいませんが、これは完全に守秘義務違反です。
なぜ有名人でもない彼女のつぶやきがここまでの騒動になったかと言えば、答えは簡単!
相手が有名人だったからです。
彼女にしてみれば、仲間内で「昨日○○(有名人)見たよ」程度の気持ちだったのかもしれません。しかし、佐藤選手はJリーグの得点王。twitterで「佐藤寿人」というワードで検索をする人は少なくないでしょう。
そこで上記のようなつぶやきを見たら・・・・・・。
学生の就職前の研修ということで守秘義務に対する意識が低かったということになりますが、彼女は内定を辞退するはめになりました。
せっかくがんばって勝ち得た就職、企業にとっても貴重な人材のはずです。
研修中だからこそ、もっと厳しく、この手のリスクの危険性、重要性を教育すべきだったのではないでしょうか。
専門学校の校長先生は「再発防止を徹底する」とコメントを出したようですが、彼女にとっては一度きりの人生。これでキャリアが終わったわけではありませんが、傷がついてしまったのは間違いありません。
「軽い気持ちで書き込んだ」
みんなそう言うんです。
防げるはずのリスクをいかにして防ぐか。危機管理は再発防止ではなくそもそもこういう事態を招かないために講じるものなのです。
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