私はわがままですか?~モラルハラスメント - 夫婦問題全般 - 専門家プロファイル

佐藤 千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス 
東京都
離婚アドバイザー

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閲覧数順 2024年05月01日更新

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私はわがままですか?~モラルハラスメント

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モラルハラスメント ブログから

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モラルハラスメント被害 
女性の離婚専門板橋区の女性行政書士 
東京よつ葉法務オフィス
モラハラ行政書士のちえぼぅです

*   *   *   *   *   *






本来なら最も愛し、愛される存在であるはずの

夫から、


毎日毎日人格否定をされる。





「お前はダメな人間だ」


「お前は価値の無い人間だ」


と、自己価値を否定される。




作った料理、


やった家事、


一生懸命やっても


「あんなゴミみたいな料理作りやがって」


「家事すら満足に出来ないダメな女」


と、認めてもらえない。





「ありがとう」も、


「ごめんね」も、


「お疲れ様」も、


ただいま、


おかえり、


おはよう、


おやすみ、


いただきます、も、



温かい言葉の交わし合いが無い。





「ごちそうさま」


「おいしかったよ」



ただこの言葉が聞きたかっただけなのに、


心を込めて作った料理を一瞥して


「食えるもんがねぇーなぁー!」


と大声で言い妻を睨みつけて

カップラーメンを作り始める夫。




私は最近、毎日頭と胃が痛いです。



心から笑えません。



夫が帰宅する前は、涙が流れてどうしようもありません。





こんな夫でも、

大切にしない私は悪い人間でしょうか?



離婚を考える事は、私のわがままでしょうか?










普段、父親として子どもと関わる事は皆無です。



子どもが話しかけた時ですら、平気で無視します。



さらに機嫌が悪い時は、


「おい!うるさいから黙らせろ!」


と私が怒鳴られました。




子どもも不穏な空気を察知したのか、

瞬時にピタッとおしゃべりをやめます。



まだ、2歳児なのに。。




一日中黙っていられる2歳児が、

この世のどこにいるというのでしょうか?






子どもが成長し自我が芽生え始めると、


親の言う事ばかり聞いてくれないのは当たり前です。




けれど夫は、そんな子どもの反抗を

「成長の一部」として受け止める事ができません。




子どもの言葉に腹を立てた夫が、


秋の寒い夜中に、子どもを布団からたたき起こして

外に出してしまいました。



まだ子どもは小学校1年生なのに。





子どもにはまだ分不相応な、ずっと高度な勉強や

課題を強要します。



当然子どもは理解できなかったり間違えたり

するのですが、


そうすると夫は夜中の1時2時になっても

子どもが出来る様になるまで寝かせません。


できない子どもが悪いのではなくて、

まだそんな高度な課題ができる年齢では無いのです。



子どもは毎朝真っ青な顔でフラフラしながら

起きてきます。





子どもは私の事が大好きでしたが、


夫は子どもに対し


「ママはレベルの低い人間だからな」


「あんな女(妻の事)の言う事は聞かなくて良いからな」


「パパの言う事を聞かないとママみたいなバカになるぞ」


と日常的に吹き込んでいます。




おかげで最近子どもは、

私がしつけの為に言っている事も聞かなくなりました。



私をバカにした様な態度を取る様になってしまいました。




成長し自らの人生を考え始めた子どもに対し、


「お前みたいなバカを入学させる大学なんてない」


「学費なんて俺は出さねぇから、自分で何とかしろよ」


と突き放しました。



その時の子どもの、

光を失った様な瞳が忘れられません。




娘が先日


「お母さん、もう限界だよ」


と泣きました。






こんな状況でも、

やはり両親揃っていない家庭の子どもは可哀相ですか?




この状況で離婚を考える私は、

子どもから父親を奪う酷い母親なのでしょうか?








---



モラルハラスメント、という言葉が広がり始めて


日々多くの方が弊事務所へ相談に来てくださいます。



上記の文章は、

そんな日々の相談業務の中で多くの方が口にした内容や

私自身の体験をまとめたものです。


(許可を下さった方の分のみ書いています)




私は、上記の状況を経て離婚を考えられた方、


上記の様な生活、子育てを経験して、

シングルマザーになる決意をした方を


わがままだとも、自分勝手だとも、酷い母親だとも

思いません。




けれど、多くの女性が上記の文章のように


「私がわがままなのでは?」


「酷い母親なのかも。。」


と考える、

時に自分を責める程に思いつめると言う事は、


やはり彼女達を取り巻く環境のどこかに、

状況を一切考慮せずに


「離婚は悪」


「片親の子どもはみじめ」


と言った風潮のメッセージがあるのかしら、と

感じます。




弊事務所にご相談にいらっしゃる方に限れば、


一度怒鳴られただけ、とか、


一度罵倒されただけ、とかで離婚を決意された方は

ひとりもいらっしゃいません。




みなさんモラハラ夫の言動に対し


「何か変だな」と感じながら、



それでも、



「何とかうまくやっていきたい」


「離婚だけは避けたい」


「子どもの為にも頑張りたい」


と思い、努力を続ける時期を経験されています。




我慢して、


苦しんで、


悲しみを抱えて、


自己否定されて、


体調も崩し、


感謝もされず、


追い詰められて、



そうしてやっと、


「この人はどんな時でも自分が優先だ」


「私にも子どもにも、真の愛情は無いのだ」


と思い知り、



苦しい思いをして夫への期待を手放して、


ようやく離婚を考えて私のところへ相談に来て下さいます。



長期間、何年も、我慢を続け努力を続けて、です。




そんな方を目の前にして


「離婚なんてあなたのわがままだ」


など、考える訳がありません。





先ほど私は


「モラルハラスメントという言葉が広がり始めて」


と書きました。





けれど反面、


言葉は広がっているけれど、正しい認識も同様に

広がっているかは疑問に思う時があります。






正しい知識と情報、



そして理解と共感が、



それを必要としている被害者の皆さんに届く事を

願っています。








今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。





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